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『実践のフィールドワーク』

好井 裕明・山田 富秋 編 200205 せりか書房,257p. ISBN:4-7967-0239-3 2520


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■好井 裕明・山田 富秋 編 200205 『実践のフィールドワーク』,せりか書房,257p. ISBN:4-7967-0239-3 2520 [amazon][kinokuniya] ※

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 [bk1]「いま−ここ」で作られ、維持され、増殖されていく差別の現実のありようを見つめ、「わたし」と他者との関係を豊かにする手掛りを考える。差別研究の多様な実践の成果を収めた論集。

■著者紹介[bk1]

〈好井〉1956年生まれ。広島国際学院大学現代社会学部教授。京都大学博士(文学)。〈山田〉1955年生まれ。京都精華大学人文学部教授。文学博士。

■目次

はじめに 好井裕明

I 「みなおす」
差別をめぐる語りと「わたし」の位置取り
−−訴訟期ハンセン病療養所でのフィールドワークから 蘭 由岐子
調査経験を通して生きられる〈差別の日常〉
−−ある在日朝鮮人とのライフヒストリー・インタビューの再解釈 倉石一郎
「レズビアン」という自己
−−語られる差異とポリティクスをめぐって 杉浦郁子

II 「よみとく」

(男性)同性愛者を抹消する暴力
−−ゲイ・バッシングと同性愛寛容論 風間 孝
精神障害者カテゴリーをめぐる「語り」のダイナミズム 山田富秋
啓発映像を解読する 好井裕明
〈帰国/定住〉ではなく、「居場所」を求めて
−−ニューカマーのアイデンティティに関する試論 山本薫子

III 「ふりかえる」

身体というジレンマ
−−障害者問題の政治化はいかにして可能か 倉本智明
犯罪/障害/社会の系譜 寺本晃久
現代における「アイヌ文化」表象
−−「文化振興」と「共生」の陰 東村岳史

あとがき−−日常の両義性を讃えて 山田富秋



差別をめぐる語りと「わたし」の位置取り 蘭 由岐子著 19-46
調査経験を通して生きられる〈差別の日常〉 倉石 一郎著 47-73
「レズビアン」という自己 杉浦 郁子著 74-96
(男性)同性愛者を抹消する暴力 風間 孝著 97-120
精神障害者カテゴリーをめぐる「語り」のダイナミズム 山田 富秋著 121-146
啓発映像を解読する 好井 裕明著 147-167
〈帰国・定住〉ではなく、「居場所」を求めて 山本 薫子著 168-188
身体というジレンマ 倉本 智明著 189-205
犯罪・障害・社会の系譜 寺本 晃久著 206-227
現代における「アイヌ文化」表象 東村 岳史著 228-250


UP:2002 REV:20040821
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