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『いのち織りなす家族:がん死と高齢死の現場から』

額田 勲 20020509 岩波書店,212p.

last update:20101119

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■額田 勲 20020509 『いのち織りなす家族:がん死と高齢死の現場から』 岩波書店,212p. ISBN-10:4000221191 ISBN-13:978-4000221191 [amazon][kinokuniya] ※ a06 c09 d01 t02

■内容

出版社 / 著者からの内容紹介
高齢化が進む中で,死の様相も次第に変わりつつある.そんな中,「安楽死」「尊厳死」ということが盛んに議論されている.著者は,医師としての長年の臨床経験から,がん死や急増する高齢者の肺炎死における現代医療の限界を直視し,改めて家族の役割に注目する.現代の「いのちの倫理」と「安らかな死」を問う真摯な記録.

内容(「BOOK」データベースより)
高齢化が進む中で、死の様相も次第に変わりつつある。そんな中、盛んに「安楽死」あるいは「尊厳死」が議論されている。しかし、著者は、高度技術社会の死の現実を、豊富な事例を挙げて提示し、それらを安易に使うことに疑問を投げかける。まず、最近のがん死の特徴、とりわけ、その精神面への過酷な負担についてレポートし、そこで、現代医療の可能性と限界について考える。さらに、急増している高齢者の肺炎の実情を追い、そこから「老い」と「病い」の複合的な病像を解き明かしていく。そして、在宅医療の実例をとおし、今、ありうべき死、そして生について、また、家族の役割について改めて問いかける。長年、臨床医療にたずさわりながら、生と死に関するメッセージを送りつづけてきた著者の四半世紀におよぶ思索の総決算である。

■目次

がん死の日々
第1章 患者よがんと闘え
第2章 死ぬことへ糸を紡いで
第3章 復興の戦士
第4章 家族たちの挽歌
高齢死の時代に
第5章 たかが肺炎、されど肺炎
第6章 病棟ミステリー
第7章 高齢社会の生と死
在宅に看る明日へ
第8章 生きる目的へ
第9章 いのちを織る
あとがきにかえて――だれと共に生き、死ぬのか

■書評・紹介

遊歩人 2002年12月号
暮しと健康 2002年10月号
Best Book 2002年9月号
看護学雑誌 2002年8月号
週刊朝日 2002年7月26日号
中日新聞(朝刊) 2002年7月7日
神戸新聞(朝刊) 2002年6月9日

■言及



*作成:箱田 徹
UP:20101119
老い  ◇がん(癌・ガン)  ◇  ◇ターミナルケア  身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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