『批判的想像力のために――グローバル化時代の日本』
モーリス=スズキ,テッサ 20020524 平凡社,277p.
last update:20120401
■モーリス=スズキ,テッサ 20020524 『批判的想像力のために――グローバル化時代の日本』,平凡社,277p. ISBN-10:458270235X ISBN-13:978-4582702354 \2520 [amazon]/[kinokuniya] ※ bp g03 mc
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
道徳的に空虚なネオリベラリズムと道徳に粉飾された虚無的ナショナリズムを超える“批判的協働”への誘い。
内容(「MARC」データベースより)
グローバル化の波に翻弄される現代の日本にとって本当に必要なのは、オルタナティヴなビジョンを描く批判的な想像力ではないだろうか。主に日本の雑誌で発表した時事論文をまとめる。グローバルな視点からの現代日本論。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
モーリス=スズキ,テッサ
1951年イギリス生まれ。現在、オーストラリア国立大学教授。専攻は、日本経済史、日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
T 誰が語るのか――著者へのインタヴュー
U 開かれた日本のために
批判的想像力の危機
東アジアにおける歴史をめぐる戦い――「歴史への真摯さ」をめぐる考察
不穏な墓標/「悼み」の政治学と「対抗」記念碑――加藤典洋『敗戦後論』を読む
新たな市場に出荷された古い偏見――オーストラリアから見えてくる石原現象の素性
無害な君主政として天皇制は生き延びられるか――英国君主制との比較から
現代日本における移民と市民権――「コスメティック・マルチカルチュラリズム」を克服するために
V グローバリゼーションとデモクラシー
平和への準備のために――原理主義と多元主義との衝突
グローバルな記憶・ナショナルな記述
文化・多様性・デモクラシー――「内なる多文化主義」とデモクラシーの新たな可能性
あとがきに代えて――越境的対話のフォーラムをめざして
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志