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『高齢化と少子社会』

金子 勇 編 20020510 ミネルヴァ書房,294p. 


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■金子 勇 編 20020510 『高齢化と少子社会』,ミネルヴァ書房,294p. ISBN-10: 4623036081 ISBN-13: 978-4623036080 3675 [amazon][kinokuniya] ※ b p02

■ミネルヴァ書房のHP内
 http://www.minervashobo.co.jp/find/details.php?isbn=03608-1&PHPSESSID=011d808a704961ca2754f7b4a5669728

■内容(「BOOK」データベースより)
21世紀初頭に最大の日本社会の内圧となる少子高齢化について、家族、地域社会、ジェンダー、階層、福祉ビジネス、政策形成の各論を通して、その原因、動向、対応策の3点を軸として体系的な理解をめざし、解決策を提示する。

内容(「MARC」データベースより)
21世紀初頭に最大の日本社会の内圧となる少子高齢化について、家族、地域社会、ジェンダー、階層、福祉ビジネス、政策形成の各論を通して、その原因、動向、対応策の3点を軸に体系的な理解をめざし、解決策を提示する。

■目次

第1部 高齢社会の現状と理論
 グローバル・エージング―成熟の証か衰退の始まりか
 少子高齢化と男女共同参画社会
 男女共同参画社会から「子育て共同参画社会」へ
 高齢社会の「生活の質」と生命倫理
第2部 高齢者を取り巻く家族、地域、企業
 家族変動のなかの高齢者
 介護保険制度の導入と家族介護
 ボランティア活動の地域性
 高齢社会の福祉ベンチャービジネス

■目次詳細

はしがき
序 章 長寿化と少子化が進む日本社会(金子 勇)
  1 長寿化の構造と視点
  2 高齢者の健康とメンタルケア
  3 高齢者の生きがいの構造
  4 少子化の社会変動論

 第1部 高齢社会の現状と理論
第1章 グローバル・エージング――成熟の証か衰退の始まりか(阿藤 誠)
  1 人口爆発から人口高齢化へ
  2 世界システムの高齢化
  3 高齢化の原因
  4 超高齢・人口減少社会への対応
  5 超高齢・人口減少社会は文明進歩の帰結か
コラム 隣接領域との対話 [医療政策]
  高齢社会の健康政策(武田俊彦)
   過去10年の総括
   ステージ別の課題
   21世紀の医療政策・健康政策
第2章 少子高齢化と男女共同参画社会(白波瀬佐和子)
  1 日本の少子高齢化
  2 少子化と女性の労働参加
  3 家庭内性別役割分業
  4 男女共同参画社会基本法
  5 考察
コラム 隣接領域との対話[経済学]
  少子化対策における第3の切り札(高山憲之)
   少子化の背景
   少子化をめぐる3つの誤解
   出産・育児支援に「第3の柱」を
第3章 男女共同参画社会から「子育て共同参画社会」へ(金子 勇)
  1 男女共同参画社会論がもつ「トックビル問題」
  2 M字型労働力曲線への国民の判断
  3 家族の個人化の超克と少子化問題
  4 子育て共同参画社会への提言
第4章 高齢社会の「生活の質」と生命倫理(三重野 卓)
  1 高齢社会と老いの諸相
  2 「生活の質」、「生命の質」
  3 生命、身体、健康と「生活の質」の論理
  4 生命倫理と人間存在
  5 高齢社会と共生

 第2部 高齢者を取り巻く家族、地域、企業
第5章 家族変動のなかの高齢者(安達正嗣)
  1 産業化・高齢化による家族生活の変容
  2 家族社会学の高齢者研究の動向
  3 現代の高齢者の家族関係の諸相
  4 高齢者の家族関係のゆくえ
第6章 介護保険制度の導入と家族介護(藤崎宏子)
  1 介護問題の社会問題化
  2 在宅介護の事例紹介
  3 インタビュー結果に基づく考察
  4 介護保険制度の内実
  5 介護問題の将来
コラム 隣接領域との対話[ケアマネジャー]
  ケアマネジャーから見た介護保険(河村優子)
   ケアマネジャー業務の実際
   介護保険制度がもたらしたもの
   家族の絆とチームアプローチ
第7章 ボランティア活動の地域性(高野和良)
  1 ボランティア活動の普遍化
  2 高齢化と家族形態の変動
  3 ボランティア活動の現状――担い手をめぐる諸問題
  4 ボランティア活動の地域性
  5 ボランティア活動と地域福祉
第8章 高齢社会の福祉ベンチャービジネス(粟沢尚志)
  1 本章の目的と概要
  2 福祉ベンチャーと介護ビジネスの特徴
  3 福祉ベンチャーと社会との諸関係
  4 結語――福祉ベンチャーに求められること
人名索引・事項索引



序 章 長寿化と少子化が進む日本社会(金子 勇)
 「社会システムは男女というよりも世代間男女と世代内男女で構成されている。このそれぞれで公平性を維持するインプット(負担)の仕方とアウトプット(受益)の仕方がどこにあるのか。その意味で、男女だけの共同参画でもなく、アウトプット議論にも偏らない、世代論とインプットとアウトプットの両方を踏まえて、公平と公正の観点から、子育てフリーライダーの問題を軸にした少子化論の完成が課題になっている。」(金子[2002:32])

第1章 グローバル・エージング――成熟の証か衰退の始まりか(阿藤 誠)
4 超高齢・人口減少社会への対応
 超高齢・人口減少社会の諸問題
 「近年の少子化の結果多くの先進諸国で今後生産年齢人口が減少していき、それによって労働力の供給制約が強まる。たとえば日本では2005〜25年にかけて労働力が約70万人減少すると予想されている[雇用政策研究会,1999]。」(阿藤[2002:51])
 超高齢社会への社会経済的対応
 (1)労働生産性の向上
 (2)労働力供給源の拡大
 (3)高齢者扶養負担の軽減
 (4)


UP:20070610
人口・少子高齢化  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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