『ハンセン病問題――これまでとこれから』
ハンセン病・国家賠償請求訴訟を支援する会 編 20020511 日本評論社 ,270p.
■ハンセン病・国家賠償請求訴訟を支援する会 編 20020511 『ハンセン病問題――これまでとこれから』,日本評論社,270p. ISBN-10: 4535513147 ISBN-13: 978-4535513143 \1890 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
(「BOOK」データベースより)
輝かしい熊本判決と「控訴阻止!」のたたかい―。二〇〇一年五月、世論を大きく沸騰させたハンセン病裁判とは何だったのか? そして、ハンセン病問題とは…?「現場」からの熱い問題提起。
(「MARC」データベースより)
2001年、世論を大きく沸騰させたハンセン病裁判とは何だったのか? そして、ハンセン病問題とは…? ハンセン病国家賠償訴訟の原告たちの、約4年にわたる活動をさまざまな視点から多角的に表現。
■目次
はしがき
序章 ハンセン病問題のこれまで/これから
第1章 ハンセン病裁判のこれまで
はじまり――一通の申立書
あの裁判と控訴断念までの日々
冷酷な国の応訴態度
支援運動の経過
画期的な熊本判決
立法不作為・政府声明・司法の役割
残された課題
第2章 ハンセン病問題のこれから
優生思想とハンセン病者
リアリティと法解釈――熊本地裁判決によせて
ハンセン病訴訟と権力者の思考
ヒポクラテスの鐘――医師は責任を果たせたか
「人間」たちへのレクイエム―ハンセン病問題の総決算のために
報道の原点に立ち返るということ――5月のあの騒動をを忘れない
第3章 ともにたたかった日々
ハンセン病は感染症である――断種・堕胎は非人道の極みであった
ハンセン病訴訟に関わって――「支援する会・熊本」の立場から
支援活動にかかわって
これからもつながりを続ける
原状回復とは何か
解離からの解放を果たして
人生の岐路――苦悩の末に故郷で語ったハンセン病
私にとっての裁判
判決後の周辺
支援の基本は話すこと/聞くこと
「ハンセン病」裁判に明け暮れた日々
「よく見る顔だけど…」と声かけられてますが…
キリスト教の功罪について
国賠訴訟とはなんであったか?
「わたし」を回復する――同じ人間として出会っていく時が訪れた…
【資料】1 ハンセン病療養所所在地・入所人数
【資料】2 ハンセン病関連略年表
【資料】3 「らい予防法」違憲国家賠償請求判決骨子
【資料】4 全面解決要求書
【資料】5 ハンセン病問題対策協議会における確認事項
あとがき ハンセン病。国家賠償請求訴訟を支援する会
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治