『正義論/自由論――寛容の時代へ』
土屋 恵一郎 20020416 岩波書店,304p.
last update:20150713
■土屋 恵一郎 20020416 『正義論/自由論――寛容の時代へ』,岩波書店,304p. ISBN-10:4006030592 ISBN-13:978-4006030599 欠品 [amazon]/[kinokuniya] ※ j08. l03
■内容
ロールズ『正義論』をわかりやすく紹介し、ロックやJ.S.ミルの政治哲学とからめながら、国家、民族、文化が錯綜する現代社会の自由と寛容を考察する。不平等問題、宗教、同性愛、任娠中絶などの具体例を挙げて個よりも共同体を優先する共同体主義と対決し、さまざまな個人の自由の成立を論じる「多様性の倫理学」の試み。
■目次
1 リベラリズムの政治哲学
(ユートピア論的な開始;正義のシステム;現代批判としての正義論;共同体論を超えて;宗教と
リベラリズム;セックスとリベラリズム;国際関係とロールズの正義論)
2 寛容の時代へ
(近代の不寛容;「他者」の学習;多様性の倫理学;「受胎告知」の政治学;寛容の時代へ)
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:奥坊 由起子