『岩波講座 天皇と王権を考える1』
網野 善彦 樺山 紘一 宮田 登 安丸 良夫 山本 幸司編,20020408 岩波書店,279p.
last update:20101005
■網野 善彦 樺山 紘一 宮田 登 安丸 良夫 山本 幸司編 20020408 『岩波講座 天皇と王権を考える1』,岩波書店,279p. ISBN:4000111914 [amazon]/[kinokuniya] ※ **
■内容
日本国家のあり方が根源的に問われている今、天皇制への問いは避けて通ることができない。本講座は、天皇を広く世界史的連関のもとに置き、多角的な考察と問題提起をめざす、初めての試み である。第1巻では、天皇がどのように論じられてきたか、現在の到達点、これからの課題は何か、 といった本講座の問題関心を提示するとともに、権力の展開過程を世界各地域の代表的な王権をとりあげて考察する。
天皇と天皇制はこれまでどのように論じられてきたか.現在の到達点とこれからの課題を問う.また一方で,世界各地域の代表的な王権において,権力はいかなる展開過程をたどってきたのか. 本講座の問題関心を提示する.
■目次
総論―社会・国家・王権(社会・国家・王権)
1 天皇をめぐる言説と状況
2 さまざまな王権
◇栗原 彬 「現代天皇制論――日常意識の中の天皇制」
■引用
■書評・紹介
■言及