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『「還りのいのち」を支える――老親を介護、看取り、見送るということ』
米沢 慧 20020301 主婦の友社,189p
last update: 20131129
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米沢 慧
20020301 『「還りのいのち」を支える――老親を介護、看取り、見送るということ』,主婦の友社,189p. ISBN-10: 4072307637 ISBN-13: 978-4072307632 \1575
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※ a06
■内容
「BOOK」データベースより
いのちには往き(成長期)と還り(老衰期)の二つの相がある。老いは「還りの人生」、老人介護は「還りの医療(幸せに死ぬ)」という視点から、いのちが共鳴する、支えあう関係をわたしたちはどのようにつくれるだろうか。
「MARC」データベースより
いのちには「往き」と「還り」の2つの相があり、老いは「還りの人生」、老人介護は「還りの医療」。2人の老親を介護、看取り、見送った経験をふまえて、老人介護を支える関係と質を問い、提案する。
■目次
第1章 なぜ、いま「老い」に質が問われているのか――老人介護の中心にあるべきもの
はじめに
QOLとは何か
グリム童話にみる「人間の寿命」
健康寿命が問われている
死因順位が変わった
生活習慣病という病
「ポックリ死ねる」が人気
老人介護は「いのちの深さ」の視点がある
第2章 還りのいのちを支える――老人介護の思想を考える
いのちには往きと還りの相がある
老いには人生の還りの指標になる
がんは還りのいのちの現象
往きの医療と還りの医療という視点
延命をことわる選択肢
動物生命と植物生命について
脳死、心臓死そして子宮死
松田道雄の「安楽に死にたい」という訴え
老人介護は「還りのいのち」を支えること
第3章 老いの深度と死(いのち)の深さ――思想家吉本隆明の老いの実感によせて
老人とは寂しいものである
江藤淳の自殺について
老いの健康、体調とは何か
大島渚の「苦痛」と「不自由」
リハビリとは何か
老いの身体の受容
老いのなかの〈幸福〉とは
もう“がんばれない”という身体
第4章 支えあう力と三番目の役割――なぜトライアングルなのか
1 支えあうことはうけとめあうこと
ネアンデールタール人の介護!?
無条件の歓待と無償の世話
看取りを支える視点
2 ファミリー・トライアングル
少子高齢社会の支えあう家族イメージ
トライアングルは支えあいの構図
ケアとは関係の修復のことだ
第5章 終末期のファミリー・トライアングル――ホスピスにみる支えあい
1 入院案内の制作体験から
「あなたはひとりぼっちではありません」
患者の健康な部分にはたらきかける
2 ホスピスにみるトライアングル
ホスピスとは医療施設のことではない
いのちをつなぐ安寧のターミナル空間
「共にある」という環境
3 ボランティアにみるトライアングル
重兼芳子さんが語ったボランティアの役割
ホスピタリティということ
三番目の居場所が力になる
4 在宅ホスピス医のトライアングル
患者の“物語”に参加すること
在宅ケアは「患者」を病院から解放してあげること
薬や検査よりも大切なもの
内藤いずみ医師が訴えているもの
終章 「還りの家族」と私――老親の“寝たきり”という身体と時間
義父のこと
深夜の癒し
義母の日々
ファミリー・トライアングル
還りの家族の終焉
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:
三野 宏治
UP: 20100316 REV: 20131129
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老い
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