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『良い増税悪い増税――納得できる税制を目指して』

大田 弘子 20020330 東洋経済新報社,223p.


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■大田 弘子 20020330 『良い増税悪い増税――納得できる税制を目指して』,東洋経済新報社,223p. ISBN-10: 4492610448 ISBN-13: 978-4492610442 [amazon][kinokuniya] ※ t07.

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出版社/著者からの内容紹介
税制改革の行方を示す好著。税金には財政改革の論点が集約されている。消費税、所得税、法人税の問題点、税金の使われ方を明示し、日本の問題点を明確にする。

内容(「BOOK」データベースより)
原則は「広く、薄く、シンプルに」生産性の高い企業と個人を育て、「受益」と「負担」をセットで考える税制のあり方をさぐる。

■著者紹介

大田弘子[オオタヒロコ] 1954年鹿児島県生まれ。1976年一橋大学社会学部卒業。(財)生命保険文化センター研究員、大阪大学経済学部客員助教授、埼玉大学助教授を経て、1997年10月より政策研究大学院大学。専門分野は、財政、経済政策、税制調査会委員、法制審議会委員、産業構造審議会委員などを務める

■目次

第1章 日本の税を変えよう
第2章 消費税の問題点はここにある
第3章 所得税の問題点はここにある
第4章 資産課税の問題点はここにある
第5章 法人課税の問題点はここにある
第6章 地方分権と地方税
第7章 税制改革はどう行うか

■引用

第3章 所得税の問題点はここにある
 「先進各国では、福祉の充実などで税負担が大きくなるにつれて、高い限界税率がもたらす弊害を重視するようになった[…]。この観点からいえば、日本の最高税率五〇%が三七%に引き下げられたことはプラスに評価できる。最高税率の引き下げは、金持ち優遇というより、金持ちになろうとする人への優遇でもある。高い所得を得るためには、何らかのリスクを負うことが多い。ベンチャー企業の経営者がその代表だ。リスク・テイキングに対して報いるということを、税制の面でも考える時期がきているのではないだろうか。」(大田[2002:84])


UP:20081112 REV:20081115
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