『自己決定権とジェンダー』
江原 由美子 20020215 岩波書店,269p
■江原 由美子 20020215 『自己決定権とジェンダー』,岩波書店,269p. ISBN-10: 4000266047 ISBN-13: 978-4000266048 \2600 [amazon]/[kinokuniya] ※ f03
■出版社/著者からの内容紹介
生殖技術や終末期医療の進展により、身体の自己決定の重要性が増している。しかし現在の医療システム・家族制度のもとでは、その多くが患者と医者、家族と本人など複雑な社会関係・権力関係のなかで行われている。なにが自己決定を可能にし、なにが自己決定を困難にするのか。身体についての決定にかかわる現場の論理を、ジェンダーの視点から考察する。
■内容(「MARC」データベースより)
身体の自己決定を困難にするものとはなにか? 身体の自己決定を可能にする条件とはなにか? 生殖技術と体の自己決定や感情の性差など、日常の身体的な出来事に潜む社会通念や権力関係をジェンダーの視点から考える。
■目次
1 「女性の自己決定権」をめぐる論争
◇ 身体の自己決定
◇ 性と生殖をめぐる女性の権利
◇ 「女性の自己決定権」論争・再考
2 ジェンダーの再生産/身体の再生産(1)
◇ ジェンダーとはなにか
◇ 身体とはなにか
◇ ハビトゥスとしてのジェンダー
3 ジェンダーの再生産/身体の再生産(2)
◇ 身体に関する専門的知識の産出
◇ 対面的相互行為の場における身体経験の表出
4 「女性の自己決定権」とジェンダー
◇ 自己決定権の重要性と危険性
◇ 自己決定の条件
◇ 「女性の自己決定権」をどう考えるか
あとがき
■引用
*作成:長谷川 唯