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『手話ということば――もう一つの日本の言語』

米川 明彦 20020129 PHP研究所,216p.

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last update:20170713

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■米川 明彦 20020129 『手話ということば――もう一つの日本の言語』,PHP研究所,216p. ISBN-10:4569619657 ISBN-13:978-4569619651 660+ [amazon][kinokuniya] ※ ds/ds

■内容

[amazon]より

内容紹介

「世界共通ではない」「抽象概念も表せる、文法もある」……。手話は、自然言語としての特徴を備えた、魅力的な「日本のことば」である。ろう者である妻との会話に日々それを使用する著者は、言語学者の立場からそう語る。

だが、長年手話は言語としては認められず、単なるジェスチャーなどと侮蔑的に捉えられてきた。同時に、その使い手であるろう者は、情報やコミュニケーションが保障されず、多くの辛酸を嘗めてきた。日本に約17万人いるろう者の人間としての尊厳は、現在も未だ法的に守られる状態には至っていない。

本書では、ろう者の歩んできた苦難の歴史と手話の言語的特徴を明示。「手話はろう者の第一言語」という立場から世界の潮流である「手話の公用語化」を訴える。

<主な内容>◎ろう者との出会い、手話との出会い ◎ろう者の歴史と生活 ◎手話の歴史と現状 ◎健聴者にとっての手話 ◎手話にまつわるさまざまな誤解 ◎昔の手話、今の手話 ◎手話の公用語化etc.


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

米川/明彦
1955年生まれ。大阪大学大学院博士課程修了。学術博士。梅花女子大学教授。専門は日本語学・社会言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

第1章 ろう者との出会い、手話との出会い
第2章 ろう者の歴史と生活
第3章 手話の歴史と現状―ろう教育の観点から
第4章 手話ってどんなことば?
第5章 手話の公用語化

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:岩ア 弘泰
UP:20170713 REV:
障害学 身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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