『全開 わが人生――弱視の記』(第1巻 少年・青春時代編)
西岡 恒也 20011209 クリエイツかもがわ ,290p.
■西岡 恒也 20011209 『全開 わが人生――弱視の記』(第1巻 少年・青春時代編),クリエイツかもがわ,290p. ISBN-10: 4876996377 ISBN-13: 978-4876996377 \2,000 [amazon]/[kinokuniya] ※v01
■内容
激動の時代を生き抜いてきた弱視者の半生。障害者の権利保障運動のルーツを解き明かし、不透明な現代に勇気を与える物語。
■目次
第1部 「進むべき道は」――少年時代
1 朝鮮北部の町で
2 勝手違った大阪の学校
3 クラスの人気者に
4 腕白時代
5 日中戦争はじまる
6 可憐な女の子に
7 「上の学校へ行けるの?」
8 暗い夜道
9 開戦の日に
10 入学勧誘
11 鍼按への道
12 落書き事件
13 少女との出会い
14 文化運動
15 弱視性の屈折
16 疎開学舎と学徒報国隊
17 失明軍人と盲学生
18 爆弾、焼夷弾が雨あられ
19 思わぬ引き立て
20 敗戦の日々
21 出張旅行の手引き
22 祖母の出迎え
23 栄光への道が
24 結核の姿
25 私の冬ごもり
26 姉の縁談
27 あんま、はり、きゅうが禁止に?
28 私の就職活動
29 ディーン助手の仕事
30 さらば少年時代
第2部 「病と向き合って」――青春時代
1 私の一大決心
2 町の共産党
3 最初のしくじり
4 茶原父子のこと
5 真夏の夜の夢
6 新しい恋人
7 「何と安い! 払える人の市民税」
8 得意の絶頂
9 寝ても覚めても
10 首切り反対
11 開業と通信教育
12 屈辱の決着
13 出勤停止
14 はじめてのスクーリング
15 結核病棟
16 雑誌「健康会議」
17 寮友の逮捕
18 新病院建設
19 叔父の家
20 院長交渉
21 強制退院反対
22 二人の友の死
23 灰色の下宿生活
24 株に手を出して
25 新居購入
26 結婚への道のり
27 最初の試練
28 内助の功
29 安野氏との出会い
30 男ばかりの夏
31 順風満帆の秋
32 弱視者用単眼鏡
33 最後の関門
解説・本書と西岡さん 鴨井慶雄
■著者紹介
- 西岡 恒也(にしおか・つねや)
- 1928年大阪府生まれ。1954年法政大学法学部卒業。1948年大阪市立盲学校実習助手、1956年教諭。1959年勤評闘争により懲戒免職、1976年復職。1986年同校定年退職。1986年から2000年まで豊中障害者作業所運営委員長。これまでの役職として、点字民報社代表、全日本視覚障害者協議会事務局長、大阪市立障害児学校教職員組合委員長、障害児者を守る全大阪連絡協議会代表、きょうされん大阪支部運営委員長などを歴任。現在、NPO大阪障害者センター理事長。1987年度ヘレンケラー福祉賞受賞
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:影浦 順子