『台湾―変容し躊躇するアイデンティティ』
若林 正丈(わかばやし・まさひろ) 20011100 筑摩書房,254p.
■若林 正丈 20011100 『台湾―変容し躊躇するアイデンティティ』,筑摩書房,254p. ISBN-10: 4480059180 740円 [amazon]
■出版社/著者からの内容紹介
内容(「BOOK」データベースより)
中国大陸の東南、東北アジアの西南、東南アジアの東北に位置するこの島は、いわば海のアジアと陸のアジアの「気圧の谷」。アジア史の大きなうねりの中でその歴史を刻んできた。20世紀後半、経済発展と政治的民主化を得た台湾は、いま、どこへ行こうとしているのか―中国との平和的共存は可能なのか。東アジアにおける国際的役割とはなにか。日・米との関係は―緊張続く台湾の現在と未来を、濃密な歴史を掘り起こし、現代アジア史に位置づけ直すことによって解き明かしてゆく。
■目次
第1章 「海のアジア」と「陸のアジア」を往還する島―東アジア史の「気圧の谷」と台湾
第2章 「海のアジア」への再編入―清末開港と日本の植民地統治
第3章 「中華民国」がやって来た―二・二八事件と中国内戦
第4章 「中華民国」の台湾定着―東西冷戦下の安定と発展
第5章 「変に処して驚かず」―「中華民国」の対外危機と台湾社会の自己主張
第6章 李登輝の登場と「憲政改革」
第7章 台湾ナショナリズムとエスノポリティクス
第8章 中華人民共和国と台湾―結びつく経済、離れる心?
第9章 「中華民国第二共和制」の出発
■紹介・引用
■書評・言及
*作成:西嶋 一泰
UP:20120130 REV:200*****
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