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『ありがとう、あなたへ』

阿南 慈子 20011107 思文閣出版,201p.


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■阿南 慈子(あなみ・いつこ) 20011107 『ありがとう、あなたへ』,思文閣出版,201p. ISBN-10: 4784210903 ISBN-13: 978-4784210909 \1260 [amazon][kinokuniya] ※ b n02

■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
阿南 慈子
1954年福知山市生まれ、翌年受洗。4歳から京都市在住。平安女学院短期大学キリスト教科、英知大学文学部神学科卒業。1981年阿南孝也と結婚、一男一女の母。31歳で難病の多発性硬化症と診断され、車椅子の生活となる。33歳で失明し、その後首から下の感覚をすべて無くすが、人工呼吸器を使用しながら、多くのボランティアの口述筆記の助けを借りて、詩やエッセイ、童話などを執筆。2000年11月7日帰天、享年46歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■内容
内容(「BOOK」データベースより)
難病の多発性硬化症で死去した著者の遺稿集。

内容(「MARC」データベースより)
31歳で多発性硬化症と診断され、15年の間に体の機能を次々と失いながらも決して希望を失うことのなかった著者の、愛と神への感謝の気持ちがいっぱい詰ったメッセージ集。

■目次

いのちをそっと抱きしめて
神さまからの贈りもの
人生という愛
小さくされた人々
母の祈り
愛しています

阿南慈子さんのこと(上田祥博)
病を得て――あとがきにかえて――(阿南孝也)

あの方と珊瑚(楽譜)
アメリカ花みずき(楽譜)
初出一覧

■引用

「 でも、人工呼吸器を使うと、その間は声を出すことができない。声は周りとのコミュニケーションの一番重要な手段である。だから家族や友人との関わりを大切にし、より充実した日々を送るために、日中はできるだけ人工呼吸器を使わず、発声できる状態に置こうと主治医が考えて下さった。そして、毎日夜間のみ、人工呼吸器を使用することに決まった。」(p.159)

「普段は私と夫だけがこの部屋で眠る。吸引のためと、暑さ寒さの調節がうまくできない私は、ぎりぎりまで我慢はするけれど、夜間大抵一回は夫を起こす。人工呼吸器を使って眠ることになったため、その間は発声ができない。それで舌をタンタンタンと鳴らして夫を呼ぶ。」(p.160)

■書評・紹介

■言及



*作成:山本 晋輔 
UP: 20090807 REV:
難病/神経難病/特定疾患  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
 
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