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本田 勝紀・弘中 惇一郎 19900130 有斐閣,287p. ■和田 仁孝・前田 正一 20011015 『医療紛争――メディカル・コンフリクト・マネジメントの提案』,医学書院,200p. ISBN: 4-260-13880-4 2310 [amazon]/[boople] ※ b f02 内容紹介 書名: 医療紛争――メディカル・コンフリクト・マネジメントの提案 著者: 和田仁孝(九州大学大学院 法学研究院・教授) 前田正一(九州大学大学院 医療システム学講座・研究員) 仕様: A5版、ヨコ組、並製、200ページ 定価: 2200円+税 発行日: 2001年10月15日 ISBN4-260-13880-4 C3047 Y2200E * 本書は、医療紛争対策に《発想の転換》を促すために書かれました。 医療事故が日々報道されるなかで、一方では医療における「リスクマネジメント」の必要性が提唱され、他方では患者被害者の「法的権利擁護」の仕組みを整備すべしとの声が高まっています。しかし、医療紛争という一連の過程の入口(事故防止)と出口(医療裁判)へのアプローチだけでは当事者の真のニーズに添うことはできない、というのが本書の基本的な問題意識です。 本書では、「金の問題ではない」「謝罪してほしい」「真実が知りたい」「二度と事故が起こらないようにしてほしい」という患者被害者の "素朴"な訴えにまず着目します。そして、これら情緒的なコンフリクトの中にこそ紛争に対処する鍵が潜んでいることを、法社会学的知見、とくにその紛争処理論を縦横に駆使して論証していきます。 では具体的にはどうしたらよいのか。それが本書の後半で述べられます。 医療紛争においては苦情処理を含めた初期対応が決定的な意味を持つとして、この重責を担うコンプレイント・マネジャーの導入が提案されます。さらに、事故で得た貴重な情報を医療現場にフィードバックすることも含めて、裁判システムに変わる中立的な第三者機関を設置する等、紛争処理の具体的な方法論が展開されます。 しかし本書のもっとも"実践的"な部分は、また別にあるように思われます。それは、トラブルとは何か、謝罪とは何か、なぜ情緒面に着目しなければならないのか、なぜ裁判というシステムでは不足なのか等々が「わかる」ことです。読者は、お座なりな理解にとどまりがちなこれらの言葉たちが、明確な輪郭をもって立ち上がってくることに驚くことでしょう。病院サービス改善のための第一歩として、本書をご利用いただきたいゆえんです。 最後に、「医」と「法」という専門領域の狭間で消え入りがちな当事者の声を聴きとろうとする著者お二人についてご紹介します。 和田仁孝氏は法社会学会の重鎮で、とくに紛争処理過程を実証的経験科学的な視角から分析する、紛争処理論の第一人者です。 前田正一氏はまだ二十代ではありますが、法学と医学を修め、現在は九州大学医学部附属病院で医療紛争を担当するアドバイザーとして活躍しています。 [編集担当]医学書院看護出版部:白石正明 TEL 03-3817-5785 FAX 03-5804-0485 m-shiraishi@igaku-shoin.co.jp [購入問合せ]医学書院販売部:TEL 03-3817-5657 ◆和田 仁孝(わだ・よしたか)早稲田大学 http://lawschool.law.kyoto-u.ac.jp/teacher/profile/wada_hitotaka.html UP:20071128(ファイル分離) REV: ◇身体×世界:関連書籍 ◇白石正明 ◇BOOK |