『「弱さ」のちから――ホスピタブルな光景』
鷲田 清一 20010910 講談社 224p.
last update:20101202
■鷲田 清一 20010910 『「弱さ」のちから――ホスピタブルな光景』,講談社 224p. ISBN-10:4062107171 ISBN-13: 978-4062107174 \966 [amazon]/[kinokuniya] ※ c04
■内容
出版社/著者からの内容紹介
「そこに居てくれること」で救われるのは誰か?
ケアする関係の本質に迫る臨床哲学の試み。支え支えられる関係の哲学。
それらの《ホスピタブルな光景》にはしかし、いつも、どんな場面でも、ある反転が起こっていた。存在の繕いを、あるいは支えを必要としているひとに傍らからかかわるその行為のなかで、ケアにあたるひとがケアを必要としているひとに逆にときにより深くケアされ返すという反転が。より強いとされる者がより弱いとされる者に、かぎりなく弱いとおもわれざるをえない者に、深くケアされるということが、ケアの場面ではつねに起こるのである。――本書より
内容(「BOOK」データベースより)
「そこに居てくれること」で救われるのは誰か?ケアする関係の本質に迫る臨床哲学の試み。
■目次
袈裟から白衣へ――ピアスをした尼さん
お経と詩――サスペンダーをしたお坊さん
学校という場所――サーフィンやってるセンセー
家族の定型はいま…――住宅にこだわる建築家
キャンピィ感覚――2丁目のクロちゃん
だれでもなくていられる場所――健康ランドに通う小説家
受け身と多様――「先生」と呼ばれる性感マッサージ嬢
「言葉のメス」に抗って――SP活動に取り組むひとりの女性
からだを信じる――横着で優しいダンスセラピスト
血に染まる――花と刺し違える82歳
順調です。――べてるの家
オンリーワン――生徒が生徒を引っぱるスクール
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:永橋 徳馬