『ダウン症の子をもって』
正村 公宏 20010801 新潮社,新潮文庫,209p.
last update:20111020
■正村 公宏 20010801 『ダウン症の子をもって』,新潮社,新潮文庫,209p. ISBN-10:4101233314 ISBN-13:978-4101233314 \420 [amazon]/[kinokuniya] ※ dwn ms ds n07
←198305 新潮社,209p. ISBN-10: 4103464011 ISBN-13: 978-4103464013 [amazon]
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
IQからいえば知能が低く、虚弱でもあるけれど、性格は愛情豊かで心和まされずにはいられない…染色体の突然変異によるダウン症、もしわが子がこの障害をもって生まれたら―本書は、父親である著者が、ダウン症の次男との20年を、夫婦でつけ続けた成長の記録を頼りに、穏やかで冷静な筆致でまとめあげた手記である。人の持ちうる深い人間性を、胸に問う、感動のロングセラー。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
正村 公宏
1931(昭和6)年、東京生れ。東大経済学部卒。専修大学教授。社団法人現代総合研究集団会長。専攻は、経済政策論、日本経済論。’70年代以来、規制改革、地方分権、社会保障改革、教育改革など日本の社会経済システムの転換に向けて提言をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
一 生まれた頃のこと
誕生のとき
ダウン症のこと
障害を越えて
二 小さいときの記録
多動的な子
『どんちゃんの記録』から
病気のとき
母親の悩み
デパートの屋上で
三 学齢に達した頃
つらい季節
トイレのこと
『隆明の記録』から
戦争のような毎日
四 「自立」のために
障害者福祉の考え方
施設との信頼関係
衣服の着脱
風呂のこと
言葉の問題
五 生活のなかで
旅行に連れ出す
意外性の連続
ポストにハガキを
買いものが大好き
台所で
六 心のつながり
手をつなぐ
十五夜の月見団子
協力と思いやり
家族との絆
ベートーヴェンを聴く
犬、猫、ウサギ
生と死
七 可能性の哲学
この子を残しては
自信と自負
母親の病気
「自立」の大切さ
彼にもこんなことが
ノーマライゼーション
子どもの部屋
あとがき
文庫本板に寄せて
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志