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『心とは何か』
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last update:20160122
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吉本 隆明
20010615 『心とは何か――心的現象論入門』,弓立社,213p. ISBN-10: 4896671031 ISBN-13: 978-4896671032
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内容(「BOOK」データベースより)
人はなぜ精神異常になるのか、など、“こころ”の神秘が、「目からウロコが落ちる」ように分かる。著者自身、“重要な本”と編集者に語り、「とても新鮮な刺激を感じた」という自信作。
内容(「MARC」データベースより)
人はなぜ精神異常になるのか、などこころの神秘が、「目からウロコが落ちる」ようにわかる。羊水でまどろむ胎児に、すべての鍵があったのだ。心身の問題について、考え方や関心の在るところを語る。
■目次
「受け身」の精神病理について
異常の分散―母の物語
言葉以前の心について
胎児という時期
三木成夫について
身体論をめぐって
障害者問題と心的現象論 158-178※
フロイトおよびユングの立場からの人間把握の問題点について
※19790317 「障害者問題と心的現象論」,主催:富士学園労働組合,場所:小金井公会堂→吉本[19790625],→
吉本[20010615
:158-178]
https://www.amazon.co.jp/障害者問題と心的現象論/dp/B01BBFGHNQ/
※19790625 「障害者問題と心的現象論」,『季刊福祉労働』3:8-20
■引用
◆身体論をめぐって
「現在の段階でそれを解こうとすれば、たった一つの考え方しかないんです。例えば、ある人がある日に片腕をなくしたとします。その人の身体は、マルクスの労働価値説では行動と身体ということであるわけですから、行動と身体だけで価値をかんがえたとして、そういう人はどう遇されていくかとかんがえると、考え方としては一つしかありません。その日からその人が死ぬまで、完全なる、不自由じゃない手があったとして働いただけの価値を想定します。それから手がなくて働いたものを引いた分を既得権としてその人は持っているとかんがえる以外に、今のところ完全な解決の仕方、論理はないだろうとぼくは考えます。」(吉本[1985→2001:155])
UP:20160122 REV:202108150, 0929
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