『社会が動く家族が変わる――少子・高齢社会をどう生きる』
笹田 哲夫 20010310 桐書房,254p.
■笹田 哲夫 20010310 『社会が動く家族が変わる――少子・高齢社会をどう生きる』,桐書房,254p. ISBN-10: 487647513X ISBN-13: 978-4876475131 1680 [amazon]/[kinokuniya] ※ b p02
■内容(「BOOK」データベースより)
社会の変動につれて、わが国の家族はどう変化したか。現実を正しく捉え、新しい時代の家族のあり方を考える。
内容(「MARC」データベースより)
社会の変動につれて、わが国の家族や家族観・家族意識は、どのように変化したか? 現実を正しく捉え、少子化・高齢化をいたずらに恐れることなく素直に受け入れ、新しい時代の家族のあり方を考える。
■目次
第1章 家族はどう変わったか
平均寿命が三〇年延びた
多様化する家族と家族観
家族の中の女性と役割意識
結婚も離婚も女性がリード
ほか
第2章 いま、日本の家族は
過速社会がもたらすひずみ
親子はいても夫婦はいない
家があっても家庭がない
最近の少年犯罪から見えるもの
ほか
第3章 これからの家族を考える
1事実婚の増加と夫婦別姓
2進む家族の個人化と結婚観
3生きがいを求める高齢者たち
4心豊かに晩年を過ごす
5少子・高齢化をいたずらに恐れない
■引用
第3章 これからの家族を考える
5少子・高齢化をいたずらに恐れない
「日本や北欧のような出生率の低下は、国土が狭く資源の乏しい国で、人口容量が上限に近づいたときに現われる必然的な現象なのかもしれないのである。
そうだとすれば、それに抗するような政策を採用してみても、一時的にはともかく長期的にはさほどの効果は期待できないのではないか。
それよりも、迫り来る人口減少が必然的なものであるという認識の下に、現実を素直に受け入れることを考えた方が賢明である。」(笹田[2001:231])