HOME > BOOK >

『倫理という力』

前田 英樹 20010319 講談社,192p.


Last Update:20100930
このHP経由で購入すると寄付されます

■前田英樹 20010319 『倫理という力』,講談社,192p. ISBN-10:4061495445 ISBN-13: 978-4061495449 \735 [amazon][kinokuniya]

■内容

内容説明
「してはいけないこと」があるのはなぜ? 信じられないような犯罪が横行する今こそ、倫理を根本から考え直そう。殺人、売春、あるいは授業中に立ち歩くことなど、なぜいけないのか、処方箋はあるのか。

内容(「BOOK」データベースより)
なぜ人を殺してはいけないのかわからない子供があちこちにいる今、真に大切なことは何か。人間が本来持っている「倫理の原液」をとり戻すための根源的な提案。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
前田 英樹
1951年、大阪生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。現在、立教大学文学部教授。専攻はフランス思想。主な著書に『沈黙するソシュール』『小津安二郎の家』―書肆山田、『小林秀雄』―河出書房新社、『在るものの魅惑』―現代思潮社、『セザンヌ 画家のメチエ』―青土社―などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

第1章 してはいけないことがある
 この人を怖れよ
 理屈は人を救わない
 何が〈禁じる〉のか
 道徳はどこから来るか
 道徳には根がある
 電車で席を譲るのはなぜか
 倫理の原液
 道徳は善意の問題ではない
 黙っている道徳
 禁止の声
第2章 〈人様〉という考え方は重要である
 傍若無人
 自分に命じる
 欲求と命令
 カントという人
 カントの考え方
 売春はなぜいけないか
 人権のためになる
 「人類」を見る
 あなた自身のように……
第3章 約束はいかに守られるべきか
 道徳で説明することはできない
 躾と感化
 躾と約束
 社会の圧力が低下している……
 〈よい感化〉は、どのようにして起こるか
 継承と約束
 人に〈立派さ〉がやって来るのはなぜか
 何が感情を制するのか
 学校の規則か友達との約束か
第4章 宗教にはどう対するか
 マインドコントロール
 何を宗教と認めるか
 人間にだけ、なぜ宗教があるのか
 仮構機能の役割
 宗教のもうひとつの源泉
 「特権的な魂」がある
 宗教は倫理に何を付け加えるのか
 倫理は宗教からどう独立するのか
 倫理の原理と動的宗教
第5章 ものの役に立つこと
 水のない泳ぎ
 釘を打つ知恵
 なぜ喜びが……
 木に学べ
 道具を使う
 鉄を研ぐ
 台ガンナと植ガンナ
 知性を産んだ自然の意図
 物の学習に還る
 倫理としての〈物の学習〉
第6章 在るものを愛すること
 デカルト
 在るものの前に身を屈める
 何に祈るのか
 自然という神
 「スリッパ」
 〈静物〉というもの
 「東京物語」
 「忙しい」と言うな
 何のために生きるのか?

あとがき

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:竹川 慎吾 更新:樋口也寸志
UP:20100615 REV:20100930
身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
 
TOP HOME(http://www.arsvi.com)