『論争・中流崩壊』
「中央公論」編集部編 200103 中公新書ラクレ,287p.
■「中央公論」編集部編 200103 『論争・中流崩壊』,中公新書ラクレ,287p. ISBN-10: 4121500016 ISBN-13: 978-4121500014 \756 [amazon]/[kinokuniya] p0206
■内容(「MARC」データベースより)
「中流」中心社会は破綻したのか。
エリートの責任とは。
―2000年の論壇を席巻した「中流崩壊」論争。
その必読論文を集めた本書は、21世紀を生き抜くための知のガイドとなろう。
「新中間大衆」誕生から二〇年―「がんばる」基盤の消滅(佐藤俊樹)
階層分化をくいとめよ―決め手は「相続税率」アップ、「受験教育」徹底(野口悠紀雄・和田秀樹)
新・階級社会ニッポン(『文芸春秋』編集部)
「結果の不平等」をどこまで認めるか(橘木俊詔)
「中流層の崩壊」は根拠乏しい(大竹文雄)
「階級社会」論(田中明彦)
リレー討論 中流神話は崩壊したか
「中流崩壊」に手を貸す教育改革(苅谷剛彦)
三つの格差「所得・世代・学歴」を突き抜ける道(金子勝)
透明な他者の後で(佐藤俊樹)
エリートの責任(御厨貴)
「エリート幻想」の正体(大塚英志)
中流崩壊は「物語」にすぎない(盛山和夫)
それでも進む「不平等社会化」―選抜と機会と「階級」(佐藤俊樹)
今こそ「階級社会」擁護論―「中流の飽和を」を越えて(桜田淳)
不平等化、エリート、階級社会……。「中流」中心社会は破綻したのか。エリートの責任とは。――2000年の論壇を席巻した「中流崩壊」論争。その必読論文を集めた本書は、21世紀を生き抜くための知のガイドとなろう。
■紹介・言及
橋口 昌治 200908 「格差・貧困に関する本の紹介」, 立岩 真也編『税を直す――付:税率変更歳入試算+格差貧困文献解説』,青土社