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『アメリカ労働運動のニュー・ボイス――立ち上が るマイノリティー、女性たち』

Wong, Kent 2001 Voices for Justice - Asian Pacific America Organizers and the New Labor Movement, Center for Labor Research and Education, UCLA
Milkman, Ruth and Wong, Kent 2000 Voices from the Front Lines – Organizing Immigrant Workers in Los Angels, Center for Labor Research and Education, UCLA
=20031030 戸塚 秀夫・山崎 精一 監訳,『アメリカ労働運動のニュー・ボイス――立ち上がるマイノリティー、女性たち』,渓流社,256p.


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■Wong, Kent 2001 Voices for Justice - Asian Pacific America Organizers and the New Labor Movement, Center for Labor Research and Education, UCLA
Milkman, Ruth and Wong, Kent 2000 Voices from the Front Lines – Organizing Immigrant Workers in Los Angels, Center for Labor Research and Education, UCLA
=20031030 戸塚 秀夫・山崎 精一 監訳,『アメリカ労働運動のニュー・ボイス――立ち上がるマイノリティー、女性たち』,渓流社,256p. ISBN-10: 4882028441 ISBN-13: 978-4882028444 2100 [amazon][kinokuniya]

■内容(「BOOK」データベースより)
アメリカ社会を根底から揺るがす社会運動家の生々しい報告。アジア、ラテンアメリカを中心にした移民労働者の組織化と、闘いの足跡を新世代のリーダーが詳 細に語る。

内容(「MARC」データベースより)
アジア、中南米系アメリカ人の女性を中心に、立ち上がる移民労働者たち。アメリカ社会を根底から揺るがす、社会運動家の生々しい報告。移民労働者の組織化 と闘いの足跡を新世代のリーダーが詳細に語る。

■著者 渡辺治子, 2003/12/08
信じる道を進んできた人たちのライフストーリーとしても。
巻末リストにある翻訳者の一人です。
翻訳者として反省点は山積みです。
読者のご指摘・ご批判を受けることを覚悟しつつ、若干コメントさせていただきます。

作業を通じて意識した点は、大まかに二つあります。

一つ目は情報量豊富で理解 しやすい内容にすること。
そのため、知識面・背景面において詳細な検討が加えられました。

結果として、注釈・解題をフルに活用すれば、日米労働問題を比較する際に簡単な事典的機能を果たしうる内容になったのではないか、そう感じています。

二つ目は、この本が個性も人生経験も豊かな10人がそれぞれの言葉で語った会話体のインタビュー集である 、その事実を大事にすること。

このため、微妙な表現レベルにおいては、各人のカラフルな個性や特徴を読んでいて邪魔にならない程度に再構築することにも気を配りました。

専門的な背景知識がなくとも信じる道を進んできた10人のライフストーリーとして読み進むことができ、
それだけでも何かを感じとれるような本にすることを目指しました。

■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ウォン,ケント
1956年ロサンゼルス生まれ。中国人三世。1977年カリフォルニア大学バークレー校卒業。1985‐91年SEIUローカル660スタッフ弁護士。 1991年‐現在、カリフォルニア大学ロサンゼルス校労働研究教育センター所長。1992‐97年アジア太平洋系アメリカ人労働者連合(APALA)会長

戸塚 秀夫
1930年生。明治大学、東京大学、埼玉大学などで、労働問題、社会政策を研究。1995年に国際労働研究センターを創立。現在共同代表

山崎 精一
1949年生まれ。東京清掃労働組合本庁支部書記長。国際労働研究センター運営委員・英文ブレティン編集委員。アジア太平洋労働者連帯会議(APWSL) 日本委員会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

読者へのガイド
組織名一覧表
日本語版序文  ケント・ウォン
 正義を求める声
 ――アメリカ合衆国における移民労働者の組織化

ルイーザ・ブル
 ヘルスケア労働者を組織するフィリピン系二世看護師
 ――医療現場での衝撃から立ち上がる
フランシスコ・チャン
 下からの組織化モデルを追及する韓国系移民
 ――韓国民主化運動から組合のオルグに
メイ・チェン
 チャイナタウンの衣服労働者を組織する中国系二世
 ――コミュニティーでの教育・保育活動から組合のオルグに
アマド・デービッド
 SEIU本部組織局次長として活躍するフィリピン移民
 ――母国民主化運動から社会・労働運動へ
ボブ・ハセガワ
 チームスター民主化運動を推進する日系三世
 ――大学でのレイバー・フェスタに通いながら
レナード・ホシジョ
 ILWUの戦闘的伝統を受け継ぐハワイ日系三世
 ――オルグ体験から学びつつ
スーザン・ミチ・ミナト
 中南米・アジア系移民の組織化最前線で活躍する日系四世
 ――差別・屈辱の原体験を生かして
クリスティーナ・バスケス
 ロスの移民衣服労働者の組織化三〇年余の南米移民
 ――組合自体の改革・戦略的計画の大切さ
マリア・エレナ・ドゥラソ
 HEREローカル11の変革を勝ち取ったメキシコ系オルグ
 ――組合のスタッフ・活動家教育を系統的に
ロシオ・サーエンス
 「ジャニターに正義を!」をリードしたメキシコ系移民
 ――オルグは話し掛け方から

解題――アメリカの新しい労働運動について  戸塚秀夫
監訳者あとがき  山崎精一


UP:20070826
アメリカの労働(組合)運動 ◇
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