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『人体市場――商品化される臓器・細胞・DNA』

Andrews, Lori & Nelkin, Dorothy 2001 Body Bazaar: The Market for Human Tissue in the Biotechnology Age, Random House
=20020827 野田 亮・野田 洋子 訳,岩波書店, 247+70p. ISBN:4-00-005448-1 3360


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■Andrews, Lori & Nelkin, Dorothy 2001 Body Bazaar: The Market for Human Tissue in the Biotechnology Age, Random House=20020827 野田 亮・野田 洋子 訳,『人体市場――商品化される臓器・細胞・DNA』,岩波書店, 247+70p. ISBN:4-00-005448-1 3360 [amazon][bk1] ※ *
 cf.http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/dw/andrewsl.htm

□内容説明[bk1]
身体は誰のものなのか。テクノロジーの進展によって、人の臓器・細胞・DNAに新たな価値が見出されている。米国を中心に、身体感、生命倫理の変容を迫る事例を豊富に紹介し、身体を商業主義にさらすことに警鐘を鳴らす。
□著者紹介[bk1]
〈アンドルーズ〉イリノイ工科大学科学・法律・技術研究所所長。シカゴ−ケント法科カレッジ教授。
□著者紹介[bk1]
〈ネルキン〉ニューヨーク大学教授。全米科学アカデミー医学研究所メンバー。

第1章 アインシュタインの脳からシルクウッドの骨まで――人体組織の研究

第2章 生体部品売買――人体組織に宿る”人間”

・ジョン・ムーア事件

 控訴裁判所・議事録より
 「「もしも、この分野の科学が利益のための科学になってしまったのだとしたら、その受益者のリストから患者を排除してもよいという根拠も何も見出せない。」」(39)
 最高裁判所
 「「重要な医学研究の遂行に対する経済的動機を破壊することになる」」(40)

 「もしある人が裏庭で油田を見つけたとしたら、自分が精油所をもっているかどうかには関係なく、その油を精油会社に売ることができるはずだ。」(41)

 「ドロシー・ガーバーの血液は、世界中で二、三人にしか見られない稀な抗体を含む価値の高いものだった。バイオメディカル・インダストリーズという会社は、ガーバーに対して、一回の採血につき最高一六〇〇ドルの手当て、週給二〇〇ドル、株式、リンカーン・コンチネンタル、そして「血液を会社に寄贈することに同意する」という契約に対する契約料を供与した。」(52)

第3章 遺伝子ゴールド・ラッシュと特許戦争

 「遺伝子を公共財産として扱おうという提案――結局のところ、遺伝子はわれわれ全員に属するものなのだが――は、生物学研究の私物化を懸念する人々からも賛同を受けている。」(73)

 「NIHでは、税金から給料を得ている科学者たちが、自分の研究に特許をかけることができ、特許使用料で収入を増やすこともできる。」(80)

第4章 採血して走れ

第5章 人体にひそむ密告者

「南カリフォルニアのある事例では、裁判官が、ある女性にハンチントン病の検査を命じた。これは、彼女の親権停止を要求していた前夫の求めに応じたものであった。苦悩に満ちた「ソフィーの選択」を迫られた彼女は、結局、子供に会うことも諦めて身を隠してしまった。」(121)
 →ハンチントン病

第6章 DNA操作網――生物学的監視とDNA鑑定の拡大

第7章 生物収集と人体展示

第8章 死後の詮索――DNA検査によって蘇る過去

第9章 新時代の死体泥棒――人体犯罪と法対策

第10章 人体を市場から救い出す


UP:20040903
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