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『機会不平等』

斎藤 貴男 200011 文藝春秋,295p.→200402,文春文庫,367p.


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■斎藤 貴男 200011 『機会不平等』,文藝春秋,295p.→200402,文春文庫,367p. ISBN-10: 4167443031 ISBN-13: 978-4167443030 \669 [amazon][kinokuniya] ※p0206

■内容(「MARC」データベースより)

政界、官界、教育界が三位一体で進める階層の固定化。あなたはブリリアントな参謀本部か、ロボット的末端労働力か。驚愕の報告

内容(「BOOK」データベースより)
「非才、無才には、せめて実直な精神だけ養ってもらえばよい」。基礎学力を培う主要教科の年間授業数をあえて削減する「ゆとり教育」の真の意図を、教育課程審議会前会長の三浦朱門氏はこう説明した。「結果の平等を重視した戦後の社会政策が日本の衰退を招いた」という主張のもと、九〇年代に行なわれたルール変更。その結果、私たちは「機会の平等」すら失いつつあるのではないのか。新階級社会の諸相を鋭く報告する問題作。

内容(「MARC」データベースより)
「結果の平等を重視した戦後の社会政策が日本の衰退を招いた」という主張のもと、90年代に行われたルール変更。その結果、私たちは「機会の平等」すら失いつつあるのではないか。新階級社会の諸相を鋭く追究する。

私たちは知らず知らずに階級分けされていく!?昨今の経済学者たちは、グローバリゼーションを生き抜くには競争原理を徹底せよ、と声高に主張する。
が、その先にあるのは、機会すら平等に与えられない、新たな階級社会の現出ではないか。
真に自由な人間とは何かを問いつづけてきた著者の、総決算的現場報告。

■目次

第1章 「ゆとり教育」と「階層化社会」
第2章 派遣OLはなぜセクハラを我慢するか
第3章 労組はあなたを守ってくれない
第4章 市場化される老人と子供
第5章 不平等を正当化する人々
終章 優生学の復権と機会不平等
著者紹介

■著者紹介

斎藤貴男[サイトウタカオ]
1958年生まれ。ノンフィクション作家。ユニークな視点と確かな取材で、現代国家、社会の病理に鋭く切り込んでいる

■紹介・言及

橋口 昌治 200908 「格差・貧困に関する本の紹介」, 立岩 真也編『税を直す――付:税率変更歳入試算+格差貧困文献解説』,青土社


UP:20090815 REV:
平等/不平等/格差  ◇格差・貧困に関する本の紹介  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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