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『友愛の歴史社会学――近代への視角』

葛山 泰央 20001124 岩波書店,365p.

last update:20100706

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■葛山 泰央 20001124 『友愛の歴史社会学――近代への視角』,岩波書店,365p. ISBN-10: 4000265148 ISBN-13: 978-4000265140 \3360 [amazon][kinokuniya] ※

■内容

・出版社からの内容紹介(岩波書店ホームページより)
近代フランスにおける「友愛」のディスクールに照準を合わせ,「友愛」が歴史的・社会的にどのように変容してきたかを具体的に記述することを通して,社会的結合や親密性,自我や主体,ジェンダーやセクシュアリティなど,現代社会学の課題について考察する.「近代とは何か」をオリジナルな視角から捉える意欲的考察.

・内容(「BOOK」データベースより)
個人と社会の境界に位置し両者を媒介する役割を担いながら、対象化して論じることの困難さのためにこれまでじゅうぶん議論を尽くされることのなかった「友愛」.本書は「友愛」をめぐるさまざまな言説を丁寧に分析することを通して,ヴェールに包まれたその歴史的・社会的意味を明らかにする.現代社会学が抱える困難な課題に真正面から取り組んだ,意欲的で挑発的な現代社会論.

■目次

まえがき V

I 友愛/反=社会学/反=自我論
第一章 留保なき友愛 3
第二章 友愛の言説と〈言説の友愛〉 43

II 言説化される友愛とその諸形態
第三章 普遍化される友愛――手紙の言説空間 111
第四章 希少化される友愛――告発の言説空間 185
第五章 凡庸化される友愛――日記の言説空間 253

引用文献・参考文献一覧 327
あとがき 353

■引用


■書評・紹介

◇三浦 耕吉郎 20031231 「葛山泰央著『友愛の歴史社会学――近代への視角』」『社会学評論』54(3): 294-6.(Journal@rchiveで全文閲覧可.PDFファイル)

■言及

奥村 隆 20020331 「社会を剥ぎ取られた地点――『無媒介性の夢』をめぐるノート」『社会学評論』52(4): 486-503.(Journal@rchiveで全文閲覧可.PDFファイル)


*作成:藤原 信行
UP: 20100706
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