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『ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読』

多木 浩二 20000616 岩波書店,岩波現代文庫出版社,208p.

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last update:20160108

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■多木 浩二 20000616 『ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読』,岩波書店,岩波現代文庫出版社,208p. ISBN-10:4006000197 ISBN-13:978-4006000196 欠品 [amazon][kinokuniya]

■内容

「複製技術時代の芸術作品」はベンヤミンの著作のなかでもっともよく知られ、ポストモダン論の嚆矢とも言われてきた。礼拝される対象から展示されるものとなり、複製技術によって大衆にさらされるようになった芸術。アウラなき世界で芸術は可能なのか。近代に訪れた決定的な知覚の変容から歴史認識の方法を探る挑戦的読解。

■目次

1 テクストの誕生
  日本への紹介/ことの始まり/修正されたフランス語テクスト/「古典」の注釈

2 芸術の凋落
  変わりゆく芸術/2つの問題――技術と知覚/大衆の時代での芸術作品/芸術派盛りをすぎた――ヘーゲル/ベンヤミンのデュシャン論

3 複製技術というパラダイム
  史的唯物論とベンヤミン/著作のネットワーク/『生産者としての作家』/芸術作品の生産装置/ダダイズムの評価/創造と受容の結合/複製という技術的パラダイム/芸術が失ったもの/アウラの喪失

4 アウラの消える日
  アウラ――集団の幻想/『写真小史』/アジェの写真/知覚の役割/アウラなき世界/時代の顔――あらたな観相術/写真の政治的機能

5 知覚と歴史
  リーグルの「芸術意欲」と「知覚論」/ウィーンの美術史家たち/知覚の2つの極

6 芸術と政治
  アドルノとの食い違い/礼拝的価値と展示的価値観/伝統と大衆/生きのびるための技術/「政治」を根拠とする芸術

7 映画の知覚
  複製の違い/人間と機械装置の釣り合い/無意識の知覚/映画の精神療法的効果/映画の触覚的な質

8 ミメーシスと遊戯空間
  映画論による冒険/映画俳優の演技/観客の経験/あらたなミメーシス/展示的価値の政治学/映画の可能性と危険

9 触覚の人ベンヤミン
  くつろいだ鑑賞/歴史的な力の中心/建築の経験/触覚的受容/触覚による思考の組み替え/大衆と鳥瞰する技術/遊戯性と触覚性/未熟な社会を成熟させる芸術

ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」(野村修訳)

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:奥坊 由起子
UP:20160108 REV:
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