『日本の階層システム〈4〉ジェンダ−・市場・家族』
盛山 和夫編 200006 東京大学出版会,250p.
■盛山 和夫編 200006 『日本の階層システム〈4〉ジェンダ−・市場・家族』,東京大学出版会,250p. ISBN-10: 4130551248 ISBN-13: 978-4130551243 \2940 [amazon]/[kinokuniya] p0206
■内容(「MARC」データベースより)
今日の日本社会は、公正な新しいジェンダー関係の構築をめざしての試行錯誤ともいえる動きとゆらぎの中にあるといえる。ではいったいどんな関係なのだろうか。たとえば、ジェンダーはある種の階層と考えてよいのか、あるいはジェンダーによってむしろ階層が分断されているのか。市場構造と家族構造とはどのように関わっているのか。現代日本社会におけるこうした階層システムとジェンダー・システムとの関係構造を明らかにするのが、本書である。
「ジェンダーと階層」は後期近代の新しい問題視角である.性別役割分業はもはや自明ではない.市場と家族を媒介として変わりつつある女性の学歴,キャリア,結婚,あるいはライフスタイルや意識など,男女の階層構造とジェンダー関係の変容の意味を考える.
■紹介・言及
橋口 昌治 200908 「格差・貧困に関する本の紹介」, 立岩 真也編『税を直す――付:税率変更歳入試算+格差貧困文献解説』,青土社