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『家西悟全記録――薬害エイズと闘う』

家西 悟 編 20000625 解放出版社,154+12p.

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last update:20160508

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■家西 悟 編 20000625 『家西悟全記録――薬害エイズと闘う』,解放出版社,154+12p.  ISBN-10: 4759260498 ISBN-13: 978-4759260496 1500+税  [amazon][kinokuniya] ※

■内容

HIV感染者初の国会議員!!  HIV感染者初の国会議員が、薬害エイズとどう闘い、政治を変えたか。 「感染症予防・医療法」制定、国会の改革、血液新法の制定に向けた取り組みなど、その活動のすべてをまとめる。

■目次

I 軌跡
薬害エイズと闘って 家西悟×池田房雄
AIDS報道に接し
出会いのころ
告知を受けて
感染製剤は
魔の一年間、一九八四年
「京レタ」発行のころ
赤瀬範保さんの思い出
石田吉明さんの死
裁判上の論点は
和解案が浮上
十月六日の和解勧告
和解第一次案について
菅直人さんが厚生大臣に
調整役を務める
抗議行動を展開
菅直人厚生大臣の謝罪
亡くなった人はもう還らない
製薬会社の謝罪
和解で署名
司法の限界性を痛感
政治の舞台へ
結婚のこと
不条理を撃ち続ける

II 立法
「感染症予防・医療法」制定をめぐって
感染者の医療、人権の保障を明記
法の精神をうたった前文がついたのは画期的
重篤な感染症患者こそ、「人権」への深い配慮を
難航した法案の修正
断固こだわった“医師の責務”
強力な医師会の影響力
“社会防衛と人権”のバランスが取れてこそ
最悪の経過をたどった「らい予防法」
隔離が必要な感染症は、まだ出現していない
ブレーキをかける人がいない
本人への告知が不可欠の感染症
許されない医師の責任回避
“こわいこわい感染症”ではない
絶対うつらない人などいない感染症
忘れもしない「狼が来た」
福祉・医療の充実こそ最大の予防

日本の医療、福祉をどうするか
コミュニケーションを大切にするアメリカの医療
患者が「納得できる医療」こそが基本
日本の医療は、制度改革と情報公開が課題
障害者も病者もそれぞれに応じた自立を

国会の改革をどうするか
専門家だけの審議会には限界がある
「中央薬事審議会」に初めて患者を送り込む
官僚のコントロールから政治を取り戻すには
国会議員の仕事は国をよくすること
まじめに働く人ほど選挙は弱い
まかり通っている利益誘導政治
本当の仕事を伝えないマスコミ報道

血液新法の制定に向けて
「薬害エイズ」を教訓として
薬害再発防止システムの構築を
医療消費者のための法律を
急がれる「血液新法」の制定
「血液新法」の策定をめぐって
厚生省は、真の「更生」を

III 政治
「市民の眼」から見た国会
国会への陳情
「エイズ予防法」審議の傍聴
衆議院出馬へ
初登院は妻と一緒に
議員席から傍聴席を見上げて
質問に立つまでの仕組み
党内のプロジェクトチームについて
国会議事堂はバリアフリーではない
この国の政治システムをどう変えるか

今の政治システムの壁
官僚の力が大きすぎる
情報公開のこと、有権者のこと
マスコミの報道について
党利党略ではなく、国民のための議論を
「厚生省の更生」は難しい
国民とは、日本に住んでいるすべての人
就職での被差別体験
市民の目線であり続けたい

あとがき
資料/感染症予防・医療法
家西悟/活動日誌
薬害エイズ関連年表(大阪HIV薬害訴訟を中心に)
写真出典一覧

■関連書籍

■引用

■書評・紹介

■言及

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*作成:北村 健太郎
UP:20080411 REV:20160508
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