『文明の衝突から対話へ』
山内 昌之 20000516 岩波書店,296p.
■山内 昌之 20000516 『文明の衝突から対話へ』,岩波書店,296p. ISBN-10: 4006000189 ISBN-13: 978-4006000189 \1100 [amazon]/[kinokuniya]
■内容
出版社/著者からの内容紹介
チェチェン紛争をこれほどに破壊的なものにさせた要因とは何か,西欧が脅威視するイスラム原理主義とは何なのか,移民・難民がもたらす摩擦に各国はどう対応してきたのか….現在も絶えることのない紛争と衝突の深層を歴史の文脈から読み解き,文明の衝突から対話へという偉大なテーマを解く糸口を照らし出す.
内容(「BOOK」データベースより)
チェチェン紛争をこれほどに破壊的なものにさせた要因とは何か、西欧が脅威視する「イスラーム原理主義」とは何なのか、移民・難民がもたらす摩擦に各国はどう対応してきたのか…。現在も絶えることのない紛争と衝突の深層を歴史の文脈から読み解き、文明の衝突から対話へという遠大なテーマを解く糸口を照らし出す。
■目次
はじめに 「文明の衝突」を越えて―「文明の対話」の試み
第一章 終わりなき紛争―チェチェンとロシア
1 ナショナリズムの一般的考察
2 チェチェンとロシア、2つの原理の対立
3 トルストイと高架索、露西亜のアルプス
4 ロシアのチェチェン征服とエスニック・クレンジング
5 ロシア文学のカフカース観とエリツィン
6 第二次カフカース戦争から現代のカフカース戦争へ
7 チェチェンの中東コネクションと〈イスラーム脅威〉論
8 大統領選挙戦とチェチェン内戦
9 ゴルバチョフの教訓と軍隊の腐敗
10 植民地戦争の後遺症とロシア・マフィア
第二章 ロシアとチェチェン戦争―カフカースと中央アジアのイスラーム・ネットワーク
1 ロシアと政治的真空地域
2 ロシアと中央アジア
3 ロシアとチェチェン戦争
4 ボスニア、コソヴォそしてチェチェン
5 「始まりの終わり」か、「終わりの始まり」か
第三章 爛熟した文明の隙間で―オウム真理教の終末論
1 宗教共同体の二面性
2 終末意識と体制否定の論理
3 終末論と歴史観
第四章 終わりの始まり―イスラーム原理主義の挑戦
1 脅威と朝鮮のイメージ
2 「イスラーム原理主義」とは
3 キメラとしてのハマース
4 政治現象としてのイスラーム復興
5 政治運動としてのイスラーム主義
6 リベラルな民主主義とイスラーム
7 イスラームは脅威か
8 「イスラーム原理主義」の教訓
第五章 〈白い海〉の終末論―帝国とコスモナポリタニズムの終焉
1 ピエール・ロティと「想像を絶した人種混淆の雑踏」
2 エリア・カザンと「服従の仮面」
3 アリストテレス・オナシスと「ディミトリオスの棺」
第六章 日本において民族とは―アイヌ新法考
1 ウタリ対策懇談会の答申
2 先住民族としてのアイヌ
3 アイヌ文化の振興
4 植民地化の歴史
5 今後の道筋
第七章 新たなる民族関係へ―移民と難民のナショナリズム
1 移民と難民のナショナリズム
2 二種類の同化
3 個人と統合―差異への権利
4 中心なき複眼的歴史像
5 民族関係論のパラダイム
6 中国人密航事件と国際人口移動
あとがき―国際会議「〈新世界秩序〉‐東と西の間のロシア」に参加して
初出一覧
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志