『実践!介護サービス――快適な高齢社会を創る』
舛添 要一 20000529 PHP研究所,173p.
last update: 20101020
■舛添 要一 20000529 『実践!介護サービス――快適な高齢社会を創る』,PHP研究所,173p. ISBN-10: 4569611168 ISBN-13: 978-4569611167 \1050 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
出版社/著者からの内容紹介
老健施設、病院、ケアセンター、人材派遣業、民間保険。介護サービスの現場から、介護保険導入で広がるサービス展開の可能性を探る。
4月から介護保険が導入され、新しいサービスの可能性が広がってきた。しかし、現場を見ていくと生半可な姿勢では「お客さん」の心を掴むことは出来ない。
本書では、介護サービスのエキスパートの人々が、悩みや問題点などの生情報を提供し、そこから成功へのノウハウを提案する。
まず、ケアセンター、ヘルパー派遣サービスをビジネスとして展開した先駆者達が、「志よりビジネスセオリーが必要」「介護経験のあるおばさん達を使うノウハウ」「ケアマネージャーの悩み苦しみ七か条」を解く。次に民間介護保険に強い住友生命が「若年層と女性達に高い関心」「自分のための保険という感覚」など、変わりつつある日本人の介護意識をレポートする。さらに、高福祉に定評がある武蔵野市の取り組みとして「福祉バス・ムーバス・レモンキャブ」などを紹介する。
介護の現場を知り、そこから行動を起こす人に贈る実践の書。
内容(「BOOK」データベースより)
介護経験のある“おばさん”たちを活用するには、介護保険の大ヒット商品「愛愛らぶ」とは、三百兆円の介護保険マーケットが生まれる可能性、ケアマネージャーの悩み・苦しみ七ケ条、高齢者が気軽に使える送迎サービス・レモンキャブ。ケアセンター・地方自治体・民間介護保険等からの生の声がふんだんに盛り込まれた書。
■目次
第1章 介護サービスとはどんな仕事か
申請からサービスを受けるまでの流れ
代表的な介護サービス
「事業者」と報酬の問題
第2章 「介護ビジネス」には何が必要か
介護保険で広がる“介護ビジネス”の可能性
ビジネスとして成り立つ分野、成り立たない分野
懸念されるダンピングの可能性
サービスの「質」をチェックする監視機能の必要性
一貫したサービスの提供に必要な「縦の連携」
利用者と事業者の信頼関係を築くには
値下げ価格でサービスを頼むことは可能か
介護経験のある“おばさん”たちを活用するには
経営管理者の育成も、介護ビジネスの発展には不可欠
介護ビジネスで重要なのは、“志”よりもビジネスのセオリー
第3章 民間介護保険で生活サポート
介護保険の大ヒット商品「愛愛らぶ」とは
介護保険に強い関心を示した若年層と女性たち
すでに過去のものになった「親の面倒は子どもがみる」という価値観
「家族のための保険」から「自分のための保険」の時代へ
300兆円の介護保険マーケットが生まれる可能性
「公は現物給付」「民間は現金給付」という介護保険の棲み分け
お年寄りの不動産資産を介護に生かす発想
「親は地方、子どもは都会」時代の介護のあり方とは
第4章 「ケア」の現場で何が起こっているのか
ボランティアの経験を生かした、年中無休の在宅サービスシステム
ヘルパーの仕事ぶりを記録に残す「ケア記録カード」
時給4020円では、“粗製濫造”のヘルパーしか生まれない
ヘルパー派遣事業で全国展開は可能か
ケアマネージャーの悩み・苦しみ七ケ条
よいヘルパーを育てるには、よいコーディネーターの養成から
介護保険を正しく機能させるには、独立した機関が不可欠
日本が成熟社会に生まれ変わる絶好のチャンス
第5章 医療と福祉サービスの一体的提供
介護保険で期待される「サービスの『利用者主権』」
見舞金レベルの話に留めてはいけない家族の介護負担
置き去りにされた「心」のケアサービス
数の確保が難しいグループホーム
当初の目的から外れだしたショートステイ
介護保険制度に残された、介護と医療の曖昧な部分
認定への不満を解消するための北九州市の取り組み
地域の中に、事業所を評価するシステム作りを
第6章 「公」が試みる良質で安価なサービス
自己負担3パーセントで介護サービスを受けやすく
年間のランニングコストを1000万円に抑えるテンミリオンハウスの発想
高齢者が気軽に使える送迎サービス・レモンキャップ
路地を走る福祉バス・ムーバスの成功秘話
NPOと企業との折り合いをいかに付けていくか
住民と行政、住民と住民の対立が生まれる可能性
介護サービスの財源は、保険方式よりも税金で
終章 安くて質のよい介護サービスへ
民間の参入による効率化への期待
良質な事業者の育成には自治体の協力も必要
「保険あってサービスなし」を解決する新しい行政単位作り
民間による介護保険の必要性
サービスの隙間を埋めるエコマネーの発想
悪徳業者をチェックするオンブズマン制度の導入を急げ
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:片岡 稔