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『豊かな年輪――高齢・少子の時代を生きる』

新潟日報社 編 20000321 新潟日報事業所,328p.


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■新潟日報社 編 20000321 『豊かな年輪――高齢・少子の時代を生きる』,新潟日報事業所,328p. ISBN-10: 4888627991 ISBN-13: 978-4888627993 1680 [amazon][kinokuniya] ※ b p02

■出版社/著者からの内容紹介
高齢・少子の21世紀。地域・家族・介護・年金・医療などのとらえ方を通じて、21世紀社会を探る。

内容(「BOOK」データベースより)
21世紀は高齢化と少子化の世紀―。ゆがんだ人口のバランスがこれまでの社会のあり方を変えようとしている。だれもが通らなければならない「老いの階段」。地域・家族・介護・年金・医療・死と生のとらえ方を通じて、新世紀社会のイメージを探る。

■目次

はじめに
第1部 老いの未来図
第2部 介護 行く道けわしく
第3部 きずな探し
第4部 たそがれの予感
第5部 遠ざかる果実
第6部 きしむ老いの支え
第7部 命いやされて
第8部 欧州の教訓



はじめに
 「目前に迫った二十一世紀は高齢化と少子化の世紀である。新潟県では一九九九年、六十五歳以上の高齢者人口が初めて五十万人を超え、少子化の流れも止まらない。
 急激に進む高齢・少子化を乗り切っていくため、社会保障や福祉の在り方が大きく転換を迫られている。二〇〇〇年四月からの介護保険制度導入はその第一歩と位置づけられている。これからの福祉は、お上による”弱者救済”ではなく、自立した個人による「支え合い」が基本になり、私たち一人ひとりの生き方が問われてくる。[…]新潟日報「豊かな年輪」取材班デスク 星野悟」(新潟日報社編[2000:3])

第2部 介護 行く道けわしく
 寝たきり防止――欠かせぬ家族の協力 pp.91-94
 「中魚沼郡川西町「寝たきり防止」を目的に九八年九月から十二月まで水中運動教室を開催、予想を上回る百人が参加した。その後も「治療した足のリハビリをしたい」「足腰を鍛え直したい」といった強い要望が寄せられたため、現在も週一回、約一時間のペースで教室は継続されている。
 この教室への参加を希望する”待機者”は約百人。町が九九年五月から週三回に回数を増やすほどの人気の背景には、中高年層の「寝たきりにはなりたくない」との切実な思いがある。」(新潟日報社編[2000:91])
 「現在、新潟県の高齢化率(全人口に占める六十五歳以上の割合)は二〇%を超え、「全国をかなり上回る勢いで進行している」(県福祉保健課)。新潟県内の寝たきり老人の数は、全六十五歳以上人口の四・六%に当たる約二万三千人(九八年四月現在)。前年に比べ二千四百人増えている。
 寝たきりや痴ほうを防ぐには、運動や栄養管理など本人の自助努力がまず必要だ。が、自治体による健康づくりの取り組みや家族の高齢者に対する理解、協力も欠かせない。今後の高齢社会では、これら三者が一体となって初めて、健康で快適な老後が実現できる。」((新潟日報社編[2000:94])


UP:20070609
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