『溶解する近代―社会理論とポストモダニゼーション』
今枝 法之 20000320 世界思想社,275p.
last update:20100508
■今枝 法之 20000320 『溶解する近代―社会理論とポストモダニゼーション』,世界思想社,275p. ISBN-10:4790708063 ISBN-13:978-4790708063 \2310 [amazon]/[kinokuniya] ※ s
■出版社からの内容紹介
内容(「BOOK」データベースより)
ポストモダニゼーション(脱近代化)というコンセプトのもとに、現代の社会と社会理論の変容を読み解き、新たな政治的展開の針路を示唆する。
内容(「MARC」データベースより)
ポストモダニゼーション(脱近代化)というコンセプトによって、現代の社会と社会理論の変容を読み説くことを試みる。さらに、そうした現状分析に基づいて新しい政治的展開の針路を示唆しようとするもの。
■目次
序言
1 ポストモダニズムと社会理論)
はじめに)
1 ポストモダニズムのインパクト)
2 ハーバーマスのポストモダニズム批判)
3 ポストモダニズムの両義性)
4 ポストモダニズムのリコンセプション)
5 建築におけるモダンとポストモダン)
6 ポスト・マルクス主義)
7 客観主義と相対主義)
8 結語
2 ポストモダニズムの両義性)
はじめに
1 ポストモダニズムに対する批判)
2 ポストモダニズムの政治的両義性
3 考察T 両義性の由来>
4 考察U 連続性と非連続性
5 考察V 日本社会とポストモダニズム
6 結語
3 ポスト・マルクス主義とヘゲモニーの戦略
はじめに
1 マルクス主義のコペルニクス的転回――グラムシを越えて
2 ポスト・マルクス主義あるいはマルクス主義の脱構築
3 ラディカル民主主義
4 ポスト・マルクス主義に対する批判
5 マルクス主義の散種
補論 ポスト・マルクス主義の星座
4 溶解する近代
はじめに
1 「ポストモダン」のファミリー>
2 近代の徹底化による近代の溶解
3 ポストモダニゼーションの諸局面
4 社会学とポストモダニゼーション
5 結語
5 ヴァーチャル・ソサエティ
1 近代的カテゴリーの溶解
2 ヴァーチャル・リアリティ
3 「国民:という名のメディア・コミュニティ
4 徴候としての「おたく」
5 テレ・メディアと自己協議能力の衰微
6 ヴァーチャル・ソサエティそしてサイボーグへの道
6 市民社会の散種
1 「市民」というコンセプト
2 西欧中世都市――民主主義の島々
3 近代国民国家と中世自治都市――巨大化した自治都市
4 「国民」の両義性と国民国家による民主化の限界
5 新しい政治と脱分化
7 NPOとポストモダニゼーション)
はじめに
1 NPOの概念整理と下位分類
2 近代の散種とNPO
3 溶解する社会と社会科学
終章
あとがき
人名索引
*作成:櫻井 浩子