『思考のフロンティア デモクラシー』
千葉 眞 20000321 岩波書店,142p.
Last Update:20100727
■千葉 眞 20000321 『思考のフロンティア デモクラシー』,岩波書店,142p. ISBN-10: 4000264281 ISBN-13: 978-4000264280 \1500 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
出版社/著者からの内容紹介
新しい世紀にむけたデモクラシーの深化と徹底化に不可欠な基本的主題とは何か.デモクラシー理念の歴史的展開を踏まえ,主権的国民国家とデモクラシーの問題や,「精神の自由」(リベルテー・モラル)論,相互承認論などを近代日本の民主主義的伝統に位置づけ直し,デモクラシー再生にむけた解釈学的復権の可能性を考える.
内容(「BOOK」データベースより)
新しい世紀にむけたデモクラシーの深化と徹底化に不可欠な基本的課題とはなにか。デモクラシー理念の歴史的展開を踏まえ、ナショナリズムとデモクラシーの問題や、「精神の自由」論、相互承認論を近代日本の民主主義的伝統に位置づけ直し、その言説と実践の歴史的継承、デモクラシーの再生にむけた解釈学的復権の可能性を考察する。
■目次
はじめに-デモクラシーの再検討にむけて
T 二つの民主主義
第1章 古代ギリシア型民主主義
1 政治的なるものとデーモス
2 民主主義の政治的メリット
3 言説的公共空間としてのポリス
第2章 近代西欧型民主主義
1 主権的国民国家とナショナルなもの
2 近代市民革命と自由民主主義
3 主権国家システム,デモクラシー,政治経済体制
U デモクラシーの徹底化にむけて
第1章 精神の自由(リべルテ・モラル)の問題
1 J-J.ルソーと中江兆民のリべルテ・モラル論
2 ソクラテスと精神の自由
3 C.テイラーによる本来性の倫理と承認の政治
第2章 近代日本の民主主義的伝統-その解釈学的復権にむけて
1 明治時代をどう見るか-民主主義改革史観
2 ナショナル・デモクラシーと小国主義論
3 丸山眞男と「民主主義革命の完遂という課題」
V 基本文献案内
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口也寸志