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『家事の政治学』

柏木 博 20000221 青土社, 新装版, 299p.

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last update:20170531

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■柏木 博 20000221 『家事の政治学』,青土社, 新装版, 299p. ISBN-10: 4791757939 ISBN-13: 978-4791757930 2,200+ [amazon] [kinokuniya]

■内容

(amazonより引用)
 家事は労働なのか、それとも生活なのか。合理化、普遍化を求めた家事の近代化=「改善」の夢は、急速に規格化・商品化が進んだ社会の軌跡と重なる。家政学者や建築家、政治家たちの言動を読み解き、国家、性差、貧富やさまざまな「権力」と家庭という空間がいかに関わっているかを明らかにした、今なお斬新な社会史であり精神誌である。 --このテキストは、文庫版に関連付けられています。
(「BOOK」データベースより)
 人類が家事労働から解放される日。フーリエらのユートピア思想に示された、家事空間の共有化や協同家事のイメージは、やがて“キッチンのない住宅”“生活装置としての機械住宅”“家事ロボット”などとさまざまに形をかえ、人類を家事労働から解放する夢をそだててきた。家事は“労働”なのか、それとも“生活”なのか。急速に家事の商品化が進みつつある現代を、まったく新しい角度から読み解いた“マイホームの未来学”。

■目次

キッチンのない住宅
天使たちの機械住宅
貧困な都市生活者に規格化された料理を
国家につながる家政学―明治の日本家政学
商品世界に発見された家事
家事はロボットにおまかせ
主婦の労働機械―ドイツの家事合理化
家事の改善をめざして―両大戦間の日本の家事
家庭という戦場―戦時下の家事
量産戸建て住宅と生活モデルの喪失
ミクロポリティックスとしての家事
未完の家政学プロジェクト

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:焦 岩
UP: 20170531
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