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『近代家族の曲がり角』
落合 恵美子
20001031 角川書店,269+11p.
last update:20131129
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落合 恵美子
20001031 『近代家族の曲がり角』 角川書店,269+11p. ISBN: 404702113X \2940
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※ f04
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
わたしたちが当たり前に思っている「家族」は、ある歴史的時代に成立した思い込みにすぎない。家族の常識を相対化する近代家族論の、日本における草分けの一人である家族社会学者の著者が、江戸期から現代までの家族の実像をつぎつぎと解き明かし、現実と理論の間を往還しながら家族の曲がり角の向こう側を描き出す意欲作。
内容(「MARC」データベースより)
宗門人別改帳から女性雑誌・テレビドラマまで、さまざまな角度から「家族」という問題を追究。現実と理論の間を往還しながら、家族や夫婦・親子関係が大きく変化しつつある激動の時代の向こう側を描く。
■目次
はしがき
第1章 近代家族をめぐる言説
はじめに
1 近代家族論の流れ
2 近代家族定義の試み
3 近代家族システムと国家
4 家は近代家族か
5 多様な家族システムの近代化
第2章 アジア家族の近代
はじめに
1 家族研究における近代化論・ロマンチシズム・オリエンタリズム
2 伝統的日本家族の実像
3 近代家族概念のインパクト
4 人口学的要因と家族変動
おわりに
第3章 失われた家族を求めて――徳川日本家族の実像
はじめに
1 高くなかった出生率
2 離婚率と夫婦の絆
3 高齢者と子供
4 女性の労働
おわりに
第4章 社会的ネットワークの変容――人口学的世代と家族
1 社会的ネットワークとしてのコミュニティ
2 都市家族の「孤立化」と社会的ネットワーク
3 60年代日本家族の社会的ネットワーク
4 人口学的世代
5 80年代日本家族の社会的ネットワーク
6 21世紀への展望
第5章 個人を単位とする社会
1 来るべきシステムのイメージ
2 家族を単位とする社会
3 個人を単位とする社会
4 個人の時代の主婦
5 家のゆくえ
第6章 労働力不足時代の家事と主婦
1 高齢化と人口転換
2 人口過剰社会としての戦後日本
3 カネ・ヒマ・テマの経済学
4 労働力不足時代の家事労働
第7章 ビジュアル・イメージとしての女――戦後女性雑誌が見せる性役割
はじめに
1 戦後派娘から奥様へ――『主婦の友』一九四五〜六五年
2 「性解放」と白人志向――『女性自身』一九五八〜七五年
3 多義的な少女たち――『non・no』一九七一〜九七年
4 性の体制の成立と崩壊
第8章 テレビドラマの家族史
1 ホームドラマの戦後史
2 『岸辺のアルバム』
3 『金曜日の妻たちへ』
4 『男女7人夏物語・秋物語』
補章 家族のゆくえ
1 「家族の世紀」を超えて
2 制度改革相互の一貫性を
3 平成の主婦を考える
4 母親による育児の限界
あとがき
初出一覧
参考文献
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:
三野 宏治
UP: 20091116 REV: 20100830, 20131129
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