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『痴呆の謎を解く――アルツハイマー病遺伝子の発見』

Tanzi, Rudolph E.; Parson, Ann B. 2000 Decoding Darkness: The Search For the Genetic Causes of Alzheimer's Disease, Perseus.
=20020910 森啓 監修/谷垣暁美 訳,文一総合出版,447p.


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■Tanzi , Rudolph E.; Parson, Ann B. 2000 Decoding Darkness: The Search For the Genetic Causes of Alzheimer's Disease, Perseus. =20020910 森啓 監修・谷垣暁美 訳 『痴呆の謎を解く――アルツハイマー病遺伝子の発見』,文一総合出版,447p. ISBN-10: 4829921668 ISBN-13: 9784829921661 \2400 [amazon][kinokuniya]

■内容

日経BP企画
痴呆の謎を解くアルツハイマー病遺伝子の発見

アルツハイマー病の患者の脳には老人斑という特徴的な「染み」ができることが、いまでは一般市民にも常識になりつつある。しかし、その染みがアルツハイマー病の発症にどのようにかかわっているのか?そもそも老人斑は発症との因果関係があるのか?
この疑問を解くため、研究者は老人斑の主要構成成分であるアミロイドたんぱく質を分離し、それらの形成に前駆体たんぱく質 (APP) をコードする遺伝子上に変異があることなどを次々と突き止めてきた。

本書はこのアルツハイマー病遺伝子の発見に至るまでの研究史を、当事者であるハーバード大学神経科学科のタンジ教授とジャーナリストのアン・パーソン氏がまとめたものだ。

タンジ教授の発見に至るまで、APPを含む多くの成分がアルツハイマー病原因物質の本流の座を争った。その経緯が詳しく書かれ、現代科学の構図を一挙に俯瞰できる内容になっている。競争相手に先駆けて手にした発見が、わずかの配慮が不足していたために水泡に帰したエピソードなど、研究現場の人間模様が生き生きと描かれる。

アミロイドたんぱく質を使ったアルツハイマー病ワクチンの研究も活発化している。ワクチン研究のプレーヤーたちの多くが本書に登場し、ワクチン開発全史としても楽しく読める。

(日経バイオビジネス2002/11/1 © 2001日経BP企画..Allrightsreserved.)
内容(「BOOK」データベースより)
本書はアルツハイマー病遺伝子発見に至るまでの謎と波乱に満ちた道のりを、平易かつウィットに富んだ筆致で語っている。そこからアルツハイマー病の全貌と、その解明に全力を捧げている科学者たちの素顔が鮮明に浮かび上がる。同時に本書は、医学を推進している基礎研究の現場がいかなるものかをかいま見せてくれるだろう。アルツハイマー病克服のために、人類は何を成し遂げ、これからどこへ向かおうとしているのか、読者は専門家しか知らない本当の事情をのぞきこむことになる。
内容(「MARC」データベースより)
悪夢のような病に挑む研究者たちの光と影。そして見えてきた発病メカニズムの全貌。アルツハイマー病の解明に挑む科学者たちの素顔を鮮明に描写し、その現場の事情を語る。
著者略歴(「BOOK著者紹介情報」より)
Tanzi, Rudolph E.
ハーバード・メディカルスクール教授(神経学)であり、マサチューセッツ総合病院で加齢遺伝学のユニット長を務めている。研究者として、「メトロポリタンライフ財団医学研究賞」「ピック病・アルツハイマー病および関連疾患研究ポタムキン賞」をはじめ、数多くの栄誉を受けている。また音楽の分野でも並々ならぬ才能を発揮し、これまでにピアノの演奏者・作曲者として多数のCDを制作している

Parson, Ann B.
医療・テクノロジー・環境などの科学分野を専門とするジャーナリスト。ボストン大学大学院で科学ジャーナリズムの講師を務めた経験を持つ

森 啓
東京大学大学院理学研究科にて博士号を取得。東京大学医学部助教授、東京都精神医学総合研究所室長を経て平成9年から大阪市立大学医学部教授。アルツハイマー病研究でブレインサイエンス振興財団、上原記念生命科学財団等より受賞

谷垣 暁美
大阪生まれ。ニューヨーク市立大学ハンターカレッジ大学院修士課程修了(英語教育法専攻)。雑誌記事や英米小説の翻訳に従事
■目次
■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP: 20100420 REV:
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