『雇用労働とケアのはざまで――20カ国母子ひとり親政策の国際比較』
Kilkey, Majella 2000 Lone Mothers Between Paid Work and Care, Ashagate, 304p.
=20050410 渡辺 千壽子,ミネルヴァ書房,
327p.
■Kilkey, Majella 2000 Lone Mothers Between Paid Work and Care, Ashagate, 304p. =20050410 渡辺 千壽子 『雇用労働とケアのはざまで――20カ国母子ひとり親政策の国際比較』,ミネルヴァ書房,327p. ISBN-10: 4623042472 ISBN-13: 9784623042470 \3500 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
福祉国家はどのように女性の社会的権利を形づくり、とりわけ女性の雇用労働とケア提供との関係をいかに構築しているか。本書は、20カ国の雇用労働とケアをめぐる母子家庭に対する政策環境の構造と成果を比較分析するとともに、フェミニストの比較福祉国家研究への新たな方向を示唆する。
内容(「MARC」データベースより)
福祉国家はどのように女性の社会的権利を形づくっているか。20カ国の雇用労働とケアをめぐる母子家庭に対する政策環境の構造と成果を比較分析。フェミニストの比較福祉国家研究への新たな方向を示唆する。
著者略歴(「BOOK著者紹介情報」より)
- 渡辺 千寿子
- 1975年仏教大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻修士課程修了。仏教大学社会福祉学部教授
■目次
第1章 福祉国家と女性の市民権――雇用労働とケアをめぐるジレンマ
1 女性の市民権――雇用労働とケアをめぐる理論的・政策的ジレンマ
2 本書の目的、範囲、構成
第2章 メインストリームの比較福祉国家研究――レビュー
1 比較福祉国家研究の展開
2 エスピン‐アンデルセンの著作の研究史上のコンテキスト
3 エスピン‐アンデルセンの『福祉資本主義の三つの世界』
4 福祉国家それ自体の本質
第3章 フェミニスト視点による比較福祉国家研究
1 フェミニスト福祉国家研究の問題視角
2 市民権とジェンダー
3 福祉資本主義の三つの世界――「それは男の世界」!
4 ジェンダー・フレンドリーな福祉レジームの類型化――女性の社会的市民権概念に関する問題
5 二分法の崩壊――雇用労働およびケアに基づく女性の市民権
6 マーシャル、エスピン――アンデルセン、雇用とケアの二分法の先へ
第4章 福祉国家における女性の雇用労働とケアに対する関係――(母子)ひとり親を分析対象とする理論的根拠と研究方法
1 本章の構成
2 「ローンマザー」の定義と用語法
3 分析の範疇としてのローンマザー
4 研究の目的、範囲、方法
5 研究計画の長所と短所
6 20ヵ国の分類と検証へ
第5章 国家分類1:「貧困な母親」グループの国々――オーストラリア、アイルランド、ニュージーランド、イギリス
1 政策が貧困な母親を生みだしているのか?
2 育児に伴なう社会的権利
3 雇用労働に伴なう社会的権利
4 育児と雇用労働の移行期における社会的権利
5 4カ国の共通性と多様性
第6章 国家分類2:「貧困でない母親」グループの国――オランダ
1 オランダの政策環境の検証
2 育児に伴なう社会的権利
3 雇用労働に伴なう社会的権利
4 育児と雇用労働の移行期における社会的権利
5 オランダの特色
第7章 国家分類3:「貧困な労働者」グループの国々――オーストリア、ドイツ、ギリシャ、イタリア、日本、ルクセンブルク、ポルトガル、スペイン、アメリカ
1 9カ国の政策環境と高い雇用率・貧困率
2 育児に伴なう社会的権利
3 雇用労働に伴なう社会的権利
4 育児と雇用労働の移行期における社会的権利
5 9カ国の共通性と多様性
第8章 国家分類4:「貧困でない労働者」グループの国々――ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ノルウェー、スウェーデン
1 雇用労働の選択と貧困率――フルタイムの育児は選択可能か?
2 育児に伴なう社会的権利
3 雇用労働に伴なう社会的権利
4 育児と雇用労働の移行期における社会的権利
5 雇用選択への牽引と新たな例外国"ベルギー"
第9章 雇用労働、ケア、移行期における社会的権利の形態――20ヵ国の収斂と分岐のパターン
1 20ヵ国の検証――グループ別分析の限界を超えて
2 指標の作成方法
3 雇用労働、ケア、および移行期の社会的権利――4つの国家グループ?
4 政策の「インプット」と「アウトカム」の関係――評価
5 20ヵ国の特色と6つの国家グループ
第10章 女性の社会的権利とアウトカムの国際的差異
1 2つの研究目的と検証結果
2 女性の社会的権利の国際的差異
3 女性の社会的権利のアウトカムにおける国際的差異
4 イギリスの政策に対する含意についての考察
5 今後の研究への示唆
付表
参考文献目的
訳者あとがき
人名索引
事項索引
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志