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『抗うつ薬の功罪―SSRI論争と訴訟』

Healy, David 2000
Let Them Eat Prozac, James Lorimer & Company Ltd
=20050803 谷垣 暁美 翻訳, 田島 治 監修,みすず書房,396+lip.


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■Healy, David 2000 Let Them Eat Prozac=20050803 谷垣 暁美 翻訳, 田島 治 監修,『抗うつ薬の功罪――SSRI論争と訴訟』,みすず書房,396+lip. ISBN-10:4622071495 ISBN-13: 978-4622071495  \4410 [amazon] ※ m.

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出版社 / 著者からの内容紹介
全世界で年に数兆円を売り上げている抗うつ薬SSRI(プロザック、パキシルなど)。本書はSSRIの、うつ病患者の自殺衝動を強めるというショッキングな副作用に焦点をあてる。この副作用のリスクは1990年に最初に研究論文のかたちで報告されたが、2004年以降に米・英・EUの薬事監督庁が製品への警告表示を指導するなどの対応をとりはじめるまで、産官学にまたがる関連業界から実質的に黙殺されつづけた。
副作用のリスクを認めたうえで、ある種の鎮静剤を併用したり、服用量を減らすことでリスクを最小限に抑えながら本来の効果を得ることができたにもかかわらず、なぜリスクの存在自体が否定されなければならなかったのか。 著者は産官学すべてのインサイダーを経験した無二の証人としてこのスキャンダルを報告する。ビッグ・サイエンス化する医薬品の開発および許認可プロセスの現状と、そこに複雑にからむ産官学の利害構造など、副作用の過小評価につながる数々の誘因のディテールがきわめて具体的に語られる。
SSRIの功罪の多角的分析や訴訟の詳細などのミクロな情報と、生物学的医療の時代の死角を照射するマクロな視点との、二つの次元で核心を語る貴重な証言である。また、精神医療の未来を占う側面もある。実際、原書の刊行後に、SSRIの副作用や臨床試験データの扱いに関して、主流の見解は著者の主張する方向へ大きくシフトした。

内容(「BOOK」データベースより)
うつ病患者の自殺衝動を抗うつ薬が強める―このショッキングなリスクの詳細と、それが最近まで十分に認識されなかった原因を、精神薬理業界の深部から告発する、SSRIユーザー必読の証言。

■目次

序章 プロザック以前
第1章 テイクワン
第2章 ケンタッキーで起こったこと
第3章 初めての証言録取
第4章 市場の力
第5章 太平洋断層地帯
第6章 カフカの城
第7章 世紀末の実験
第8章 話はますますややこしく
第9章 訴訟社会の医事紛争
第10章 「プロザックを食べたらいいじゃないの」

◆解説から
本書は、元々2000年にカナダのJames Lorimer & Company Ltd.から出版された。邦訳は、2004年に改訂してNew York Pressから刊行されたUS本を底本にした。

*作成:横田陽子
UP:20080806 REV:20081102
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