『正義』
大川 正彦 19991022 岩波書店,116p.
■大川 正彦 19991022 『正義』(思考のフロンティア),岩波書店,116p. ISBN-10: 4000264230 ISBN-13: 978-4000264235 \1260 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
互に依存し,呼応関係にある自己と他者との毀れやすい〈あいだ〉から浮かび上がる正義とは何か.自由主義の意味・経験の再検討を通して,「分かち合い」「分かり合い」としての正義,「翻訳としての正義」の可能性を探る.
■目次
はじめに
1 「正義」論の焦点
2 分かち合い、分かり合い、その在り難さ・在りえなさ
第1章 自由主義の再検討
1 恐怖の自由主義
2 〈記憶の党派〉と〈希望の党派〉
3 共通悪
4 日常の悪徳
第2章 不正義ということ
1 傷つきやすさ、傷つけやすさ
2 不正義を真剣に受けとめる
3 不正義感覚
第3章 ニーズということ、権利ということ
1 よく生きるということ
2 人間に特有な空虚さと不完全さ
3 正義と愛ももしくは慈善
4 分かち合いの自由
5 聞き届けられる権利
終章 翻訳としての正義
3 基本文献案内
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治