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『ポスト・ジェンダーの社会理論』

土場 学 19991030 青弓社,251p.


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■土場 学(どば・がく) 19991030 『ポスト・ジェンダーの社会理論』,青弓社,251p. ISBN-10: 4787231642 ISBN-13: 978-4787231642 \1680 [amazon][kinokuniya] ※ b s00

■内容
◇出版社/著者からの内容紹介
 現代人の心を侵すコミュニケーション不信/渇望症の原因を、自我の深部に存在するジェンダーに求め、ハーバーマスとフェミニズムを融合させることでその枠組みを根底から解体しようと試みる。隣人を理解するための実践的社会理論。

◇内容(「BOOK」データベースより)
いつでもどこでも誰とでもコミュニケーションが容易にできる時代になったにもかかわらず、いくらコミュニケーションをしても、心が渇いている。誰とどれだけ話せばこの渇きは癒されるのか?その渇きの原因を、近代的合理主義の到達点である近代社会システムと、その根底に潜伏し、システムの再生産に努めるジェンダーに求める。モダニズム批判を大々的に繰り広げた近年のポストモダン思想と、ジェンダー学の成果を踏まえたうえでそれらをラディカルに再検討し、日常生活における“わたし”と“あなた”の現実的なコミュニケーションをいかにして再構築していくべきかを大胆に提起する。

◇内容(「MARC」データベースより)
人はなぜコミュニケーションを求めるのか。ポストモダン思想とジェンダー学の成果をふまえ、日常生活における現実的なコミュニケーションをいかにして再構築していくべきかを提起する。〈ソフトカバー〉

■目次

はじめに
プロローグ
第1章 現代システム社会のコミュニケーション
    1 コミュニケーションと近代社会
    2 コミュニケーションの社会構築力
    3 コミュニケーションと欲望
第2章 ジェンダー・フリーのポリティクス
    1 ジェンダーの周囲
    2 ジェンダー・アイデンティティ
    3 ジェンダー・フリーの公理
第3章 主体の発生論
    1 フロイトの主体発生論
    2 ウィニコットの「心理的実態としての母親――乳児」
    3 ベンジャミンの「主体としての母親」
    4 チョドローと「母親の欲望」
第4章 主体化の力学
    1 主体化の力場
    2 主体化の力場としてのコミュニケーション
    3 近代のファルス
第5章 セクシュアリティの解放
    1 解放の思想としての近代
    2 セクシュアリティ解放のプロジェクト
    3 フーコーの<ビオ・ポリティック>
    4 ギデンズの<ライフ・ポリティクス>
    5 「セクシュアリティ」を超えて
第6章 フェミニズムと女性解放
    1 女性解放のプロジェクト
    2 女性解放のパラダイム
    3 女性解放のダイナミズム
    4 新たなプロジェクトの創出に向けて
第7章 フェミニズムとポストモダニズム
    1 ポストモダン・フェミニズムの近代批判
    2 ポストモダン・フェミニズム論争
    3 合理主義と相対主義
    4 近代の内と外の狭間で
第8章 ポスト・ジェンダー社会のコミュニケーション
    1 自由
    2 相互理解
    3 愛というコミュニケーション――愛の社会理論構築へ向けて
エピローグ
おわりに
参考文献

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:山本 晋輔 
UP: 20090723 REV:
  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
 
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