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『縛らない看護』



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■吉岡 充・田中 とも江 編 19990915 『縛らない看護』,医学書院,270p. ISBN-10: 4260330179 ISBN-13: 978-4260330176 2000+ [amazon][kinokuniya] ※ m01n.


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 「抑制」をしない そこから「看護」がはじまる
 抑制廃止運動が各地で巻き起こり、厚生省令でも身体拘束が禁止された……いま問題は「どうすれば抑制をなくすことができるか」だ。本書は抑制が抑制を生むメカニズムを明らかにしつつ、患者・看護者双方が"自由になれる"抑制はずしのノウハウを具体的に示す。「縛らないで済む方法を考えることが看護そのものだった」と気づいた看護者は元気になれる。
(広告コピーより)

 本年3月31日付け厚生省令により、介護保険施設等の運営基準に身体拘束禁止規定が盛り込まれました。
 患者・家族など利用者の多くからは好意的に受け入れられましたが、一方高齢者ケアの現場では、「安全確保のために必要」「現在のマンパワーでは不可能」といった懐疑論も少なからずあります。抑制を、好ましくないけれど仕方ない"必要悪"としてとらえていることがこれらの意見の特徴でしょう。
 しかし、本当に抑制をしたほうが楽なのでしょうか。抑制廃止は部外者が夢見る理想論にすぎないのでしょうか。
 本書は、「抑制をするからよけいに手がかかり、看護さえもできなくなる」と考えて一切の抑制をなくした上川病院の実践と、そこから得られた知見をまとめたものです。
 第1章が総論編、第2章が実践編、この二つが本書の骨格をなします。第3章以降は「縛らない看護」がもつ意味をさまざまな角度から考察したものです。「抑制」が因果を基調とした〈問題を解決する〉手法だとすると、「縛らない看護」は循環を基調とした〈問題を解消する〉システムであることなど、その射程の意外な深さをお伝えできればと思います。
 なお、田中とも江氏が「自己回復としての抑制廃止」という視点で記した《序章 縛られているのはだれか》は、本書の内容がすべて集約されているといっても過言ではありません。ご一読いただければ幸いです。

    [編集担当]医学書院看護出版部:白石正明
          TEL 03-3817-5785 FAX 03-5804-0485
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    [購入問合せ]医学書院販売部:TEL 03-3817-5657

高齢化社会の進展で老人医療の質がいっそう問われる。快適な医療を考え,縛らない取り組みを現場から報告
 従来は老人病棟で縛る看護が行われていた。一般には「抑制」と呼ばれ,悲惨なイメージを避けている。しかし近年,人権意識が高まり,この「抑制」を見直す動きが出始め,厚生省も関心を示している。本書は,縛らない看護を実践するためのナース向けの教科書であるとともに,医の倫理を考えさせる意味で医療・福祉関係者必携の書であり,高齢者を抱えた家族にも読めるよう平易に解説してある。
「抑制」しない治療を目指した現場のナース,医者の奮闘ぶりを記述。徘徊等の問題行動,転倒や転落を防ぐための「抑制」が患者の体力を奪い,最終的には「抑制死」に至る構図を説き明かす。看護スタッフの不足は言いわけにならない,との強い姿勢で「抑制」と向き合い,心情が吐露される。問題行動の対処法が記され,縛らないことが結果として患者の治癒力を引き出す,と強調する。諸外国の動向も調査報告。患者のQOL,家族との信頼を考えさせる良書である。 (ブックレビュー社)
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-- ブックレビュー社

内容(「MARC」データベースより)

「治療に燃えるスタッフ」もよく縛るし、「あきらめを抱いているスタッフ」もまたよく縛る。しかしそれで被害を受けるのは患者である。「抑制」をしない「看護」の提案。


UP: REV:20130913
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