『戦争論』
多木 浩二 19990920 岩波書店,201p.
■多木 和夫 19990920 『戦争論』,岩波書店,201p. ISBN-10: 4004306329 ISBN-13: 978-4004306320 \735 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
出版社/著者からの内容紹介
すさまじい暴力と破壊の爪痕を人類の歴史にのこした2つの世界大戦.うちつづく内戦,民族紛争….20世紀とはまさに戦争の世紀ではないか.世界はなぜ戦争になるのか.われわれは戦争=暴力をどう認識し,いかなる言葉で語るべきなのか.新たな思想的枠組みを見いだし,21世紀を生きる倫理の可能性をさぐる歴史哲学の探究.
(「BOOK」データベースより)
すさまじい暴力と破壊の爪痕を人類の歴史にのこした二つの世界大戦、そして今なおつづく内戦、民族紛争…。二〇世紀とはまさに戦争の世紀だった。世界はなぜ戦争になるのか?われわれは戦争という暴力をどのように認識し、いかなる言葉で語るべきなのか?新たな思想的枠組みを探り二〇世紀をとらえかえす歴史哲学の探究。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
多木 浩二
1928年神戸生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒業。専攻は芸術学・哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
序章
第一章 近代の戦争
1 戦争の近代的パラダイム
2 戦争と国民国家
3 近代における暴力批判
4 戦争のための国家――ナチの場合
第二章 軍隊国家の誕生――近代日本
1 徴兵令の施行
2 軍隊をモデルにした国家
3 「百年戦争」の日本
第三章 死と暴力の世紀
1 暴力に直面した二〇世紀
2 ガスと炎――ホロコースト
3 アウシュヴィツ後の言説
4 戦争と近代技術
第四章 冷戦から内戦へ
1 冷戦というパラダイム
2 内戦とジェノサイド
3 連邦の崩壊
4 あたらしいタイプの言説
第五章 二〇世紀末の戦争
1 あらたなタイプの戦争
2 バルカンとヨーロッパ
3 あらたな帝国(インペリウム)の登場
終章
参考文献
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:岡田 清鷹