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『少年非行と子どもたち』

後藤 弘子 編 19990831 明石書店,子どもの人権双書5,264p. ISBN:4-7503-1178-2 1890


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◇後藤 弘子 編 19990831 『少年非行と子どもたち』,明石書店,子どもの人権双書5,264p. ISBN:4-7503-1178-2 1890 [boople][bk1]

 明石書店:http://www.akashi.co.jp

 「警察、福祉施設、家裁、学校……。「非行少年」はどう処遇されどのような教育を受けているのか。各機関の機能の特徴と限界を明らかにし、併せ少年の自立・自己決定という理論的側面にも踏み込む。」
 (『明石書店出版図書目録2001年1月』)

□内容説明([bk1])
非行少年の教育に関係する各機関が、非行少年をどう見ているのかを明らかにすることによって、そこで行われている教育や援助といった対応を理解し、さらに学校、親、マスメディアの問題まで論を広げる。〈ソフトカバー〉
□著者紹介
1958年生まれ。富士短期大学助教授。著書に「法のなかの子どもたち」がある。

後藤 弘子 19990831 「「非行少年」の消滅?」
 後藤弘子編『少年非行と子どもたち』:013-019
立岩 真也 19990831 「子どもと自己決定・自律――パターナリズムも自己決定と同郷でありうる,けれども」
 後藤弘子編『少年非行と子どもたち』:021-044
葉梨 康弘  19990831 「警察と少年非行」
 後藤弘子編『少年非行と子どもたち』:045-072
平戸 ルリ子 19990831 「児童福祉と少年非行」
 後藤弘子編『少年非行と子どもたち』:083-106
岩佐 嘉彦 19990831 「家庭裁判所と子どもの権利」
 後藤弘子編『少年非行と子どもたち』:117-143
後藤 弘子 19990831 「非行少年の処遇」
 後藤弘子編『少年非行と子どもたち』:159-182
梅澤 秀監 19990831 「学校と非行」
 後藤弘子編『少年非行と子どもたち』:193-214
生島 浩 19990831 「非行少年と家庭――家族臨床の視点」
 後藤弘子編『少年非行と子どもたち』:227-243
大庭 絵里 19990831 「少年とマス・メディア」
 後藤弘子編『少年非行と子どもたち』:245-264

*書評・紹介
 http://www.akashi.co.jp/menue/syohyou/shohyou_3.htmより

『週刊法律新聞』1999年11月26日号

 一昨年の神戸連続児童殺傷事件を契機に、巻き起こった少年法改正論議を含めた、少年問題に関して、現在非行少年に対して、どのような対応をそれぞれの関係機関が行っているのかを、警察、児童福祉施設、家庭裁判所、学校など子供たちの処遇・教育にかかわる現場の担当者の声を通じ、その実態を明らかにするとともに、非行少年への「特別扱い」の是非の考察を試みている。
 元警視庁少年課理事官は、少年非行の今日的問題として、地域的拡散と、主体の拡散を挙げ、最近の特徴として、経済的に困っていないはずの「普通の子」が「遊興費充当」目的で、罪悪感なく短絡的に重大な非行に走る傾向が一般化しつつあることを指摘した。
 少年事件に携わる弁護士は、少年事件手続きで重要な役割を果たす家庭裁判所調査員が不足しているとして、家裁が持っている福祉機能が低下していることに懸念を表明。非行少年に対する理解を得るためには、家裁に陪審や参審など、一定の形で市民が少年審判にかかわりを持つことができるような工夫が必要だと訴えた。こうした少年司法に関係する機関だけでなくマスコミがこの問題をどう見ているのかについても論じている。

『月刊福祉』2000年1月号

 本書は、警察、児童福祉施設、家庭裁判所、学校など、子供たちの処遇・教育に関わる現場の担当者の声を通し、また、マスメディアや親などの視点も含めそれぞれの「非行少年」観、処遇の達成度と限界性を浮かび上がらせている。さらには少年をどこまで自立的な存在と捕らえるかについても論じることにより、大人とは明確に区別された少年司法への理解の促進が図られている。

『法学セミナー』2000年1月号

 昨今、罪を犯した少年に対して少年湊が甘いとされ、少年司法制度が批判されている。しかし、これは正確な事実認識に基づく批判なのか。本書は、子どもの自己決定の位置づけを考察したあと、少年司法制度の目的と役割について理解を促そうとする。
 少年警察の立場から、少年非行の問題が何であり、少年の健全育成を阻害する行為にどう取り組むか。児童福祉法のもと、どのような対応がなされているか。少年法のもと、家庭裁判所で少年がどう扱われ、その後どのような処遇を受けるのかが読み解かれる。
 また、学校が少年の問題行動を発見したときに指導のあり方、子どもを支える家族に対する非行臨床機関の介入の仕方が論じられる。さらに、マス・メディアが少年事件と被疑少年をどう映しだすかが検討される。情報の受け手が少年非行の「凶悪化」を認識するのはなぜか、これは重要な問題だ。
 本書は、章の合間のコラムでも非行少年にかかわる仕事を紹介するなど、問題をわかりやすく示している。

「非行少年」の消滅? 後藤 弘子著 13-20
子どもと自己決定・自律 立岩 真也著 21-44
警察と少年非行 葉梨 康弘著 45-82
児童福祉と非行少年 平戸 ルリ子著 83-116
家庭裁判所と子どもの権利 岩佐 嘉彦著 117-158
非行少年の処遇 後藤 弘子著 159-192
学校と非行 梅沢 秀監著 193-224
非行少年と家庭 生島 浩著 225-244
少年事件とマス・メディア 大庭 絵里著 245-264


UP:20040814(ファイル移動)
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