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『顔面漂流記――アザをもつジャーナリスト』

石井 政之 19990320 かもがわ出版,283p.

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石井 政之 19990320 『顔面漂流記――アザをもつジャーナリスト』,かもがわ出版,283p. ISBN-10: 4876994439 ISBN-13: 978-4876994434[amazon][kinokuniya] ※

■内容(「MARC」データベースより)

人間にとって顔の美醜とは何か-いまタブーの扉が開かれる。赤アザをもつ著者が、異形を生きた半生と、顔に「障害」のある人の心理を追った、新しい「顔」の物語。〈ソフトカバー〉
著者 石井政之
当事者でライターによる日本初の著作 顔面に赤あざのある当事者であり、取材者として書き上げました。医師による治療本しかない、という現状に一石を投じたと自負しています。顔面などにあざ、やけど、傷のあるすべての人に読んで欲しいです。

内容(「MARC」データベースより)

■目次

プロローグ…5
 般若 6
 ドライアイスの冷たい痛み 7
 レバノンのタクシー・ドライバー 10
I はじめてのあだ名…25
II 不治宣告…35
III この顔でどんな仕事ができるのか…55
IV 顔にアザのある人生をたどる…71
 母が教えてくれたある新聞投書?酒井和夫くん 72
 ある医学者の軌跡?藤井輝明さん 87
 アザがあると人に優しくできる?増田多恵子さん 103
 人を傷つける言葉「気にしなくていい」?山崎鈴子さん 112
V 迷信と医療の間で揺れる患者…121
VI 普通の顔とは何か…131
VII 異形を生きた人たち…149
 丸木位里?顔の右半分に黒アザ 150
 折口信夫?痣のうへに日は落ち、痣のうへに夜が明ける、有難や 152
 ビートたけし?異例の顔面麻痺記者会見 154
VIII 埋もれた声を探し出す…157
IX 視線に怯えるか、微笑んで受け止めるか…169
X ニューヨークで見つけた顔の物語?赤い地図に導かれた旅…181
XI 差別の源流をたどる四国遍路…209
XII 両親は私をどう見ていたのか…239
 母も視線を感じていた 240
 涙もろい父は泣かされてしまった 244
XIII 飯田女子短大授業97・10・31…247
 エピローグ…267

 あとがき 275
 初出一覧 278
 謝辞 281

■著者紹介(「奥付」より)

石井政之(いしい・まさゆき)
1965年、名古屋出身。
国立豊橋技術科学大学・物質工学課程卒業。
フリーライター。
著書●『看護婦と勇気』(共著)さいろ社、1997年
『別冊宝島452号・病院に殺される!』(共著)宝島社、1999年
『性転換マニュアル』(共著)同文書院、2000年
論文●「異形の人をとりまく現状?日本と海外の比較」看護学雑誌、2000年5月号・医学書院


*作成:植村 要
UP:20090422 REV:20100922
石井 政之  ◇  ◇障害を巡る言説 障害を肯定する/しない〜「障害は個性」〜  ◇身体×世界:関連書籍 1990  ◇BOOK
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