『入門・発達障害と人権』
Baker, Steve & Tabor, Amy 19990201 Human Rights Committees: Keeping Organizations on Course,High Tide Press,93p.
=渡部 匡隆・園山 繁樹 訳 20020915 二瓶社,74p.
last update: 20110513
■Baker, Steve & Tabor, Amy 19990201 Human Rights Committees: Keeping Organizations on Course,High Tide Press,93p. ISBN-10: 1892696045 ISBN-13: 978-1892696045
=渡部 匡隆・園山 繁樹 訳 20020915 『入門・発達障害と人権』,二瓶社,74p. ISBN-10: 4931199925 ISBN-13: 978-4931199927 \1050 [amazon]/[kinokuniya] ※ dd m
■内容
本書では、読者が関係する組織や機関が、人権委員会を設置したり強化するための課題・疑問・留意点について解説するとともに、基本的なステップを提示する。
・著者紹介
Steve Baker(スティーブ・ベーカー)
大学のヒューマンサービスの分野の仕事に非常勤として勤務し、以来、30年間、非営利サービス機関のほとんどすべての領域で働き、管理の仕事もしてきた。現在、トリニティサービス株式会社の人権委員会委員長を務めている。米国イリノイ州ニューレノックス在住
Amy Tabor(エイミー・テーバー)
自閉性障害の人のためのグループホームで、直接支援スタッフとしてヒューマンサービスに関わった。以来、ヒューマンサービス機関の中でさまざまな役割を担ってきた。現在、コンサルタント会社の代表を務め、国内の非営利資源の開発、スタッフトレーニングの専門分野、質の向上と組織の改善に関する業務を行っている。米国イリノイ州プレインフィールドで、夫と3人の子どもと暮らしている
・訳者紹介
渡部匡隆(わたなべ・まさたか)
博士(心身障害学)。横浜国立大学教育人間科学部助教授。自閉性障害をはじめとする発達障害のある人たちの社会参加・地域支援が専門
園山繁樹(そのやま・しげき)
博士(教育学)。筑波大学心身障害学系助教授。自閉性障害をはじめとする発達障害や情緒障害のある人たちに対する行動的サービスが専門
■目次
はじめに
訳者そえがき
歴史的展望
1892年/1947年/1953年/1961年/1974年/1984年/1994年/20世紀の終わり
社会の反応
学会と専門職の反応
社会の基本単位としての権利
人権委員会の基本的ガイドライン:組織として検討すべき原則
最良の実践
環境的な文脈
個人の成長と自己決定
個人の最大の関心
危険への自由
法的問題
人権委員会とは何か
人権委員会に関する実践的ガイドライン
委員会の権限
守秘性と匿名性
個人の権利に影響を与える問題の対応手順
人権委員会の審査の進め方
人権委員会に共通する問題
その他の留意事項
機械的承認の危険性
委員に外部の代表を加える
適時性
人権委員会の付加的な役割
人権委員会の決定に対する不服申立て
最後に
人権委員会の設置と構成
委員の構成――委員として誰がふさわしいか?
委員に対する任命時研修と在任中研修
会議の回数
予定表・通知・招集
会議次第・署名用紙・議事録
情報と説明の形式
よくある質問とその答え
付録
A. 人権委員会ののチェックリストの例
B. 行動管理委員会と人権委員会のフローチャート
C. 国際連合による「知的障害者の権利宣言」
D. 人権委員会の方針のサンプル
E. 委員のための参考図書
引用文献
著者・訳者紹介
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:影浦 順子