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『戦中派天才老人・山田風太郎』

関川 夏央 19981203 筑摩書房,ちくま文庫,294p.

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last update:20160108

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■関川 夏央 19981203 『戦中派天才老人・山田風太郎』,筑摩書房,ちくま文庫,294p. ISBN-10:4480034331 ISBN-13:978-4480034335 欠品 [amazon][kinokuniya]

■内容

―山田さん、結構おんなじこといいますね。「実はぼくはもうこの世の人じゃないんだ」―は?「実は昭和64年、ぼくは例のごとく酔っ払って階段から落ちた。そして死んだ」―は?天才老人の機知、警句、妖説、飄逸、健忘!おそるべき大作家の実像ここにあり!通いつめること一年有半。知られざる大作家の素顔がいま明される。

■目次

十月の薄暮
 従心所欲、齢到七十
十一月の宿痾
 死ぬのは本人の地獄、死なないのは他人の地獄
十二月の排泄
 人間の一生はまさに愚行
翌年一月の虚空
 人よりも空、語よりも黙
翌年二月の追懐
 六十三年前の雪融け水輝く
翌年三月の幻景
 生涯例外
翌年四月の放心
 桜ほのぼのとけぶりて哀艶たとえがたし
翌年五月の健忘
「風太郎」誕生
翌年六月の妖人
 風太郎、乱歩に出会う
翌年七月の疑念
 作家のコンプレックス
翌年八月の紅蓮
 炎の中の「青春」
翌年九月の苦笑
 人生は鯖の味噌煮
翌年十月の飄逸
 あなたに似た人
翌年十一月の慨嘆
 風のごとく、夏のごとく
翌年十二月の碑銘
 悪漢、美女に殉す
翌年一月の惜別
 戦中派天才老人・山田風太郎

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:奥坊 由起子
UP:20160108 REV:
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