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『つぶやきの政治思想――求められるまなざし・かなしみへの、そして秘められたものへの』

李 静和(リイ・ヂョンファ) 19981224 青土社.

last update: 20111105

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■李 静和 19981224 『つぶやきの政治思想――求められるまなざし・かなしみへの、そして秘められたものへの』, 青土社. ISBN-10:4791756843 ISBN-13: 978-4791756841 \1680 [amazon][kinokuniya]

■内容

メタローグ
表題エッセイは97年6月号の『思想』に掲載後、年を追うごとに学生や研究者の間で広くコピーされ、こうして単行本化される以前から大きな話題となっていた。著者は成蹊大学法学部助教授の在日韓国人。植民地におけるジェンダー、戦争体験、記憶と証言、暴力、他者の痛みをわかるということ、恥、生の意味、従軍慰安婦、在日、母性……。3つのエッセイと、芸術家や学者との対話1篇のほか、哲学者の鵜飼哲と作家の金石範からの「応答」を収録した本書は、緊急出版に近い扱いだった。自由主義史観による弱者の発話への抑圧と言語の簒奪に抵抗する、新世代の静かなるマニフェスト。(小林浩)
『ことし読む本いち押しガイド2000』

内容(「BOOK」データベースより)
傷つけられた人びとの記憶と証言をめぐる政治的エッセイ。でありながら、忘れられない、語れない何かをみつめるために、ここでは日本語がかつてない官能をおびる。知性と感情、具体と抽象、普遍と特殊、支配と従属、男と女…あらゆる対立を、決して超越的に乗り越えることなく、みつめつづけることによってその関係を変えていってしまうような、そんな思想の萌芽が息づく。

■目次

(ひとつ)
つぶやきの政治思想―求められるまなざし・かなしみへの、そして秘められたものへの
遠い島の友へ…―尹東柱「たやすく書かれた詩」
友人はみな“軍人”だった
(ふたつ)
記憶と表現―嶋田美子との対話
(ひとつ)
ある「まなざし」の経験―鵜飼哲による応答
忘却は蘇えるか―金石範による応答

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:八木 慎一
UP: 20111105 REV:
身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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