『市民福祉の社会学――高齢化・福祉改革・NPO』
安立 清史 19981130 ハーベスト社，226p.
last update:20111025
■安立 清史 19981130 『市民福祉の社会学――高齢化・福祉改革・NPO』，ハーベスト社，226p. \2625 ISBN-10:4938551403 ISBN-13:978-4938551407 \2625 [amazon]／[kinokuniya] ※ s bp l9sf0000 npo v05 p02 hd g01 d10 ms
■内容
内容（「MARC」データベースより）
社会福祉や地域福祉についての歴史社会学的な理解をもとに、社会の変化や変動に対応する社会システムを形成しようとする積極的な力を、福祉学や社会学の理論や現実社会の動きの中に発見していくことを試みる。
■目次
はじめに
第1部 福祉改革の社会学理論
第1章 アメリカの高齢化と改革
1.1 アメリカの光と陰
1.2 トーレス・ギルのニュー・エイジング論
1.3 アメリカにおけるジェンロントロジーの発展と展開
第2章 福祉社会学の理論
2.1 福祉社会学の系譜
2.2 社会福祉の社会学
第3章 福祉改革の理論
3.1 概念の整理
3.2 岡村重夫の地域福祉論
3.3 三浦文夫の福祉改革論
第4章 社会変動と福祉改革
4.1 高齢化と福祉の変容
4.2 福祉改革
4.3 市民福祉への萌芽
付論 社会福祉士と社会学
1 社会福祉士法の成立
2 社会福祉の社会学――その構成上の問題点
3 社会福祉士と社会学
4 国家試験における社会学の傾向
5 社会学の学習方法
第2部 社会福祉への市民参加
第1章 社会福祉の日本化
1.1 社会福祉概念の導入と日本化
1.2 社会福祉組織の日本化
1.3 ボランティアの日本化
1.4 ボランティアからNPOへ
第2章 地域福祉と市民参加
2.1 政治学・社会学・福祉学における参加論
2.2 地域福祉における参加論の理論的課題
2.3 日本の地域福祉と参加
第3部 地域福祉・ボランティア・NPO
第1章 地域環境と高齢者
1.1 高齢者と地域環境
1.2 地域環境・福祉環境
1.3 環境ニーズの形成
1.4 地域環境と福祉ニーズ
第2章 在宅福祉活動の展開――住民参加型在宅福祉活動の担い手全国調査から
2.1 住民参加型在宅福祉活動
2.2 活動への参加とその動機
2.3 活動についての意識
2.4 活動するうえでの課題
2.5 望まれている社会的評価
第3章 福祉とジェンダー
3.1 日本の福祉とジェンダー
3.2 日本の福祉活動
3.3 日本の福祉活動における性別役割分業の概況
3.4 福祉活動の担い手の意識
3.5 北欧諸国における社会福祉の展開とジェンダー
3.6 福祉におけるジェンダー
3.7 北欧の福祉とジェンダー
第4章 ボランティア活動の国際比較――アメリカ・ロスアンゼルスでの調査から
4.1 アメリカにおけるボランティア活動の概況
4.2 病院のボランティア――ハンチントン病院の事例
4.3 高齢者のボランティア――RSVPの事例
4.4 エスニック・グループごとのボランティア活動
4.5 ボランティア団体の助成システム
第5章 ボランティア活動の振興条件
5.1 日本におけるボランティア活動の特徴
5.2 ボランティア団体をめぐる法的・制度的整備
5.3 ボランティア活動をめぐる社会的条件整備
5.4 ボランティアの活動条件
第6章 ボランティア活動と社会参加
6.1 地域活動の4類型
6.2 ボランティア活動のイメージ
6.3 ボランティア活動を振興するための必要条件
6.4 地域活動とボランティア活動
第7章 ボランティア社会の条件
7.1 組織構造の違い
7.2 集団主義と個人主義
7.3 組織民主化作用
7.4 「生きがい」の変容
7.5 災害とボランティア
7.6 ボランティア社会の条件
第8章 医療・福祉ボランティア
8.1 ボランティア活動からNPOへ
8.2 日本とアメリカのボランティア活動・NPOの概況
8.3 アメリカのNPOとボランティアの概況
8.4 日本の公益法人とボランティアの概況
8.5 医療・福祉ボランティアの日米比較調査
8.6 調査結果
8.7 ボランティア活動の日米比較
8.8 ボランティア・NPOを支える社会構造
8.9 ボランティア活動の社会的機能
参考文献
おわりに――原宿時代
索引
■引用
■書評・紹介
■言及
＊作成：樋口 也寸志