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『日本型福祉国家の形成と「十五年戦争」』

鍾 家新(ショウ・カシン) 19981030 ミネルヴァ書房,248p.

last update:20111128

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■鍾 家新 19981030 『日本型福祉国家の形成と「十五年戦争」』,ミネルヴァ書房,248p. ISBN-10:4623029093 ISBN-13:978-4623029099 \3675 [amazon][kinokuniya] ※ ks a06h

■内容

内容(「BOOK」データベースより)
本書は、戦時下における社会保障の政策主体の形成及び社会保障の有力制度の成立・発展について跡づける。厚生省、国民健康保険制度、労働者年金保険制度の創設そのものは戦時下日本の社会構造の急激かつ巨大な変革であったが、筆者は、その変革過程の主役を「国家」「政府」「資本家階級」という抽象的な概念で把握するのではなく、より具体的に陸軍省、内務省、逓信省、商工省、厚生省、近衛内閣、日本医師会、産業組合、官僚たちなどの集団・個人に焦点をあてて分析することとした。

内容(「MARC」データベースより)
戦時下の社会保障の政策主体・厚生省の形成及び社会保障の有力制度の形成・発展について、膨大な一次・二次資料をもとに実証的に分析。日本における社会保障制度の形成過程と「十五年戦争」とのかかわりを体系的にまとめる。

■目次

はしがき

第一章 戦争と社会保障
 第一節 英米の研究者の研究
  (1)R・M・ティトマス
  (2)T・H・マーシャル
  (3)M・ジャノウィツ
  (4)H・L・ウィレンスキー
 第二節 日本の研究者の研究
  (1)大河内一男
  (2)風早八十二
  (3)孝橋正一
  (4)竹中勝男
 第三節 到達点と限界

第二章 社会保障の政策主体の形成――厚生省の創設
 第一節 創設過程
 第二節 創設当時の背景
  (1)壮丁体質の悪化及びその原因
    @壮丁体質の悪化
    A体位低下の原因
  (2)日中戦争の長期化
 第三節 創設当時の行政機構及び終戦までの改革
  (1)創設当時の行政機構
  (2)終戦までの行政機構の改革
    @軍事援護の強化
    A労務需給対策の整備
    B人口涵養及び国民保健の向上
    C行政簡素化
 第四節 各種の政治勢力
  (1)陸軍省・近衛首相
  (2)内務省
  (3)厚生省創設の主流
  (4)逓信省・商工省
 補節 戦時下の厚生省の施策の概況
  (1)衛生行政
  (2)労働行政
  (3)社会事業と軍事援護
  (4)社会保険

第三章 社会保障の有力制度の形成T――国民健康保険制度の創設
 第一節 創設当時の背景
  (1)現行国民健康保険のヒント
    @福岡県神興村手光の医薬財団組合
    A熊本県天草郡中村大字柳浦の医療組合
  (2)農村恐慌下における民衆生活
  (3)出征兵士の心理的安定
  (4)立案当時の事情
  (5)成立過程
  (6)日中戦争
  (7)制定当時の概要
 第二節 各界の意見
  (1)日本医師会
  (2)産業組合
  (3)新聞社説
  (4)日本薬剤師会、全国売薬業団体連合会、日本歯科医師会
    @日本薬剤師会
    A全国売薬業団体連合会
    B日本歯科医師会
  (5)地方長官及び議会
    @地方長官
    A議会
 第三節 国民皆保険運動
  (1)「人口過剰論」から「人口過少論」へ
  (2)「人口政策確立要綱」
  (3)「第一次国民皆保険」運動
 補節 戦後の再建

第四章 社会保障の有力制度の形成――労働者年金保険制度・厚生年金保険制度の形成
 第一節 労働者年金保険制度の創設
  (1)創設過程
  (2)創設の狙い
    @労働力の保全増強・産業能率の増進
    A労働者の短期移動防止と長期勤続奨励
    B戦時下の国民購買力の抑制
    C戦費の調達
    D労働者の心理的安定
  (3)制定当時の概要
 第二節 厚生年金保険制度への改正
  (1)改正過程
  (2)制度の主な内容
    @名称の変更
    A被保険者
    B保健事故
    C保険給付
 第三節 事業の概況
  (1)適用事業所数及び被保険者数
  (2)財政状況
    @保険料の徴収状況
    A収支状況
 補節 戦後の再建

終章 命題群と最終命題
 (1)歴史的事実にかんする命題群
 (2)最終命題

補論T 日本型福祉国家の形成・発展過程の特徴と産業化
 はじめに
 第一節 日本型福祉国家の形成・発展過程の特徴
  (1)貧弱な救貧制度
  (2)分立型国民皆年金体制・分立型国民皆保険体制
 第二節 日本における産業化及び社会構造の変化
  (1)産業構造の変化
  (2)労働者階級の形成
  (3)核家族化
  (4)個人主義化・社会の富の蓄積・社会管理技術の成熟
 おわりに

補論U 竹中勝男の社会福祉理論の到達点とその限界
 はじめに
 第一節 「社会福祉」の守備範囲及びその類型
 第二節 社会福祉の推進要因
 第三節 社会福祉と生存権
 第四節 社会福祉の機能
 第五節 資本主義社会における社会福祉と社会主義
 おわりに

あとがき
参考文献・参考資料
人名・事項索引

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20111128 REV:
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