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『アイデンティティの社会理論――転形期日本の若者たち』

豊泉 周治 19981023 青木書店,204p.

last update:20100709

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■豊泉 周治 19981023 『アイデンティティの社会理論――転形期日本の若者たち』,青木書店,204p. ISBN-10:425098043X ISBN-13:978-4250980435 \2310 [amazon][kinokuniya] ※ s

■内容


内容(「BOOK」データベースより)
「虚構」の時代の果てに立つ現代日本人。とりわけて若者たちは、この困難な場から“他者の消去”(終末)に向かうのか、“他者との対等な関係”の構築(再生)へと向かっていくのか。

内容(「MARC」データベースより)
私探しの道のりを辿ってきた日本人は今、虚構の時代の果てにいる。アイデンティティの概念を導きとしてその道のりを辿り直し、それぞれの自己の経験のうちに大きく変化する時代(転形期)の意味と社会の変化の意味を映し出す。


■目次
<私>探しからアイデンティティへ

序  アイデンティティ危機の現在

第1章 転形期の近代
1 転形期の時代イメージ
2 モダンとポストモダン
3 転形期の生活世界

第2章 大衆社会的統合の変容
1 <現代>という病
2 大衆社会の呉都合形式
3 <現代>のアイデンティティ

第3章 虚構の時代のリアリティ
1 大衆化とリアリティ変容
2 文化的大衆化と「虚構」の時代
3 やさしさと情緒主義の文化

第4章 大衆教育社会の自己形成
1 「虚構」の時代と大衆教育社会
2 脱偏差値と「よい子」の自己
3 「否定された自己」のポリティクス

第5章 転形期のアイデンティティ――「終末」から再生へ
1 「週末」を生きる自己
2 親密製の変容
3 ラディカルな近代と再生の物語

参考文献
あとがき



*作成:櫻井 浩子
UP:201000709 RE:
社会学  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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